『今日好き。九龍編』1話ーー2ショットで立場逆転 ギャルが先輩の魅力で年下男子を夢中に
11月20日よりABEMAにて放送中の恋愛番組『今日、好きになりました。九龍編』(以下:今日好き)。現役高校生たちが2泊3日の修学旅行に飛び出し、運命の恋を見つける同番組には、時に甘酸っぱく、思わず胸がキュンとするような青春と恋模様が溢れんばかりに詰まっている。 【写真】ギャルが先輩の魅力で年下男子を夢中に……『今日好き。九龍編』1話のハイライト 今回は、11月20日公開の1話から見どころを紐解いていく。細かなネタバレもあるためご注意いただきたい。 ・『九龍編』は3泊4日の旅に! たかとが『台北編』から継続メンバーとして参加 『今日好き』新シーズンの舞台は、香港・九龍(カオルーン)。最終日の告白は男子からと発表されたほか、今回は特別に2泊3日ではなく、3泊4日の拡大バージョンに。毎年恒例の『夏休み編』や『卒業編』にあたる時季ではないだけに、予想だにしていなかった展開である。1話で流れることがおなじみの予告映像で「全員号泣。」と煽り文句があったことに、スタジオの“恋愛見届け人”を務める中川大輔から「『アウトレイジ』みたい」という最高の開幕“IPPON”が飛び出たところから、新たな旅を見守ることとなった(ピンとこない方は“全員悪人”でググってみてほしい)。 さて、今回の参加メンバーは、男子4名・女子5名の合計9名。うち継続メンバーには、前回の『台北編』より、“矢口さん”もとい、たかと(矢口昂歩)の姿が。前回の旅では、失恋一歩手前で傷心した男子を手厚くフォローしたり、自身の恋愛では相手の幸せのために身を引いたりと、なにかと“いい人”ムーブに徹してしまった彼。恋愛見届け人たちからも「もっとワガママになっていい」というコメントがあったが、すでに『九龍編』新メンバーの間では、好感度ゲージも満タン。“いい人”がモテるのは、決まって旅を継続してからである。相手の心を“受け止め系男子”は、成長を重ねてどんな一面を披露してくれるのか。 まずは、宿泊施設に到着後、私服に着替えて、オープンテラスでのランチから始まる。第一印象の段階で、新メンバーのひいろ(鈴木日彩)とはる(矢口桜咲)から矢印を向けられているたかと。ひいろは早々に彼の隣をゲットするも、はるはそこから遠い端の方の席に。 たかとの趣味が太鼓だったり、ひいろが折り紙を折ることが好きだったり。また高所恐怖症だが、なぜかジェットコースターには乗れるという、“高所ってどういう基準?”とツッコミを入れたくなるような話など、ざっくばらんに会話を進める。お互いに共通点を探すも、それが少しずつズレたところで似通っているのが、よいのか悪いのかがわかるのは、まだまだ先の話。まず大切なのは、相手に自分の存在を意識させることである。 すると、はるが席を立ち上がり、たかとを2ショットに誘う……のだが、まさかの声をかけた瞬間、たかとの方から“逆指名”が。実は、たかとが第一印象で気になった相手は、はる自身。その旨を、2ショットが始まって早々に明かされると、はるが赤ら顔になり、ニヤケも押し殺せない様子だ。 ともに高身長な、いわゆる“スタイルおばけ”で、名字の“矢口さん”すら偶然にもお揃い。客観的に見ても、すでにどこかお似合いな雰囲気である。ただ、はるは「もうたかとくんだわ」と、この時点で心を決めかけているようだが、肝心のたかとの方はこの2ショット終わりに、ひいろとの方が話しやすかったと振り返る。どうやら、ひいろは気を遣えるタイプの“陽キャ”とのことで、どんな会話でも拾ってくれるコミュニケーション巧者なところに惹かれているようだった。 しかしながら、ひいろと会話をしたのが、全員が食事を楽しむオープンな時間だったことに対して、はるとはふたりきりの空間。それだけに、彼女も緊張のあまり、思うように言葉が出てこない部分もあったのではないだろうか。勝手ながら、はるの本領発揮に期待をしてしまっている。 ・そら、“センパイ”の魅力で年下男子・るいを夢中に! そのほか、今回の女子5名は、気になる男子がほとんど被らないなど、恋の矢印が満遍なく散らばっているのだが、対する男子からは、高校3年生のナチュラルギャル・そら(中川そら)が人気の模様。そんな彼女の気になる相手は、ふたつ年下の高校1年生・るい(村澤瑠依)。本記事では、普段であれば細かな学年を記載しないのだが、これには理由がある。そらがるいにとって、あまりにも“センパイ”すぎたようだからだ。 というのもランチの際こそ、最近の『今日好き』インタビューでもよく聞く“歌詞動画”を作るのが趣味で、カラオケが好きで、話し相手の反応を気にしすぎる節があって……と、るいが提供する話題ひとつひとつに、そらが共感の嵐で反応。ただ、相手の話を聞いて笑いを返すだけではなく、自分の経験談も+αで明かしてくれるなど、男子としてはこれ以上にうれしい時間はない。 そんな好タイミングで生まれた初2ショット。ここまで、るいが会話の主導権を握る形だったが、ふたりきりになると立場が逆転。そらから、自身が第一印象で気になった相手だと告げられた本当にたった一言で、もう彼女のことしか瞳に映らない。「第一印象ひとりって、オレなの?」とほとんど鸚鵡返しの発言を、この2ショットが終わるまで合計2回。足取りがおぼつかない、ノックダウン手前のボクサーのようなトーンで聞いてくるのである。 とはいえ、無理もないだろう。相手は、自身よりも学年がふたつ上の“センパイ”で、“お姉さん”なのだから。トークのなかで少し背伸びをしようとしても、年上の魅力の前には到底敵いそうにないそらだった。当初こそ、るいにとってそらは第一印象で気になった相手の枠には入っていなかったものの、ご覧の通りで状況は一転。2ショット後のソロインタビューでは、彼女の存在を“ちゃん”付けではなく「そらさん」と呼んでいたあたり、るいのなかに明確に年上感が刷り込まれたようである。高校生たちだけでなく、どんな世の中であれ、大人の強さには勝てないものだ。
一条皓太