バスとタクシーの間?公共交通ゼロの地域で運行 1日300円で乗り放題の『AIデマンドタクシー』とは?
記者「住宅街のごみ置き場に停留所が設けられています。こちらの停留所から一番近い停留所まで歩いてみましょう」 実際に歩いてみると…場所によっては、停留所の距離が100メートルもない所もありました。 運行エリアに設置された停留所は現時点で341か所。※2024年10月15日時点 停留所は、住民の要望や利用状況によって随時変更されています。 高齢者の生活を支えるため、ますます重要度が増す地域交通。AIデマンドタクシーは新たな一手となるのか、模索が続きます。 熊本市 移動円滑推進課 徳田隆宏課長「地域の最低限の移動を支えるという目的で導入していますので、持続可能性も踏まえて今後運行台数などは検討して行きたいなと」 ■従来の「乗り合いタクシー」との違いは? これまでの乗り合いタクシーは、路線バスの代わりとなるもので、「事業者側の負担軽減」という側面が強く、利用者にとっては時刻やルートが決まっていて停留所も少ないことが課題でした。 熊本市内での利用者数は、従来の乗り合いタクシーが年間300人未満だったのに対し、今回取材したAIデマンドタクシーは1か月で800人以上と、利用者にとっては使い勝手のいいサービスのようです。 しかし、サービスの維持には事業者側が継続していけるかが鍵となりそうです。
熊本放送