「Outlast」の映画化企画が「ソウ」シリーズのLionsgateで進行中
「Outlast」の映画化企画が「ソウ」シリーズのLionsgateで進行中
サバイバルホラーシリーズ「Outlast」の映画化企画が進んでいることがわかった。 「Outlast」画像・動画ギャラリー 「ソウ」シリーズや「ハンガー・ゲーム」、「ジョン・ウィック」シリーズなどを手がけた、ホラージャンルが得意なことでも知られるLionsgateが、開発元のRed Barrelsと契約を締結し、「Outlast」を映画化することを発表した。制作を率いるのはホラー映画プロデューサーのロイ・リー(「IT」、『バーバリアン』、『悪魔と夜ふかし』)。Bloody Disgustingが最初に報じた。 「Outlast」シリーズでメインライターを務めたJT・ペティが脚本を執筆する。ペティは映画化について、「皆が愛するキャラクターや殺人鬼を詳細に描くことができる素晴らしい機会」だとコメントしている。 ゲームのプロットをどの程度忠実に再現するのかは不明だが、「Outlast」の特徴である「没入感の高い雰囲気、身も凍るサウンドデザイン、容赦ないサスペンス」といったホラー要素を取り入れるとのことだ。公開日などの詳細も未定で、企画は初期段階だという。 「『Outlast』が2013年に発売された際、ホラーゲームの様相に変化が生じ、このジャンルにおける没入感に新たな基準が打ち立てられました」とリーは述べている。「その奥深く新しいロアは、フランチャイズの核となる心理的および肉体的な恐怖を掘り下げる映画を作るのに完璧な土台をもたらしました。このユニークな世界を、根強いファンだけでなく初めて『Outlast』に触れる人にも映画で楽しんでいただけることをうれしく思います」 「さまざまなメディアでホラーを楽しむ筋金入りのファンとして、私たちRed Barrelsはロイ・リーやLionsgateの作品をとても称賛しています」とRed Barrelsの共同創設者でありクリエイティブディレクターであるデヴィッド・シャトーヌフは語っている。「ホラー映画は新旧問わず、長年にわたって私たちの作品に明白な影響を与えてきました。真のホラー映画界の伝説的存在と『Outlast』の映画を制作する機会を得られるなんて、夢が、いや、悪夢が叶った思いです」 2013年に発売されたシリーズ1作目の『Outlast』は、一人称視点のサイコロジカルサバイバルホラーとして没入感の高いホラー要素であっという間にプレイヤーからの支持を得た。1作目ではジャーナリストのマイルズ・アップシャーが人里離れた精神病院を調査する様子が描かれたが、2017年に発売されたスタンドアロンの続編『Outlast 2』では、別のキャラクターが主人公となっている。 シリーズ最新作は2023年に発売されたマルチプレイの『The Outlast Trials』だ。IGN USのレビューでは7点を獲得し、「赤々と燃える血みどろの協力型ホラーゲームだが、楽しい数時間を過ぎると勢いがなくなってしまう」と評されている。 なお、ホラーゲームを原作とした映画の企画はほかにも進んでいる。『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』の続編『Five Nights at Freddy’s 2(原題)』が米国で2025年12月5日に、『Until Dawn -惨劇の山荘-』映画版が米国で2025年4月25日に公開予定だ。
Alex Stedman