山下智久、国際エミー賞を初受賞 主演作『神の雫/Drops of God』 快挙に「夢が一つ叶いました」
日仏米共同製作で実写ドラマ化
俳優の山下智久が主演したドラマ『神の雫/Drops of God』が、国際エミー賞の連続ドラマ部門を受賞したことが26日、発表された。 【写真】「この眼差しは」とファンも注目 山下智久が遭遇した“出待ち” 『神の雫/Drops of God』は、世界中で愛され、日本のワインブームにも火を付けた伝説的大人気漫画『神の雫』(作・亜樹直氏 画・オキモト・シュウ氏/講談社)を実写ドラマ化。日仏米共同製作で、世界各国の視聴者の心をつかんだ話題作が、このたび第52回国際エミー賞の「連続ドラマ部門」を受賞した。国際エミー賞とは、60を超える国の放送局や番組制作会社などを代表する900人以上の会員によって構成される「国際テレビ芸術科学アカデミーが主催する権威ある賞で、アメリカ以外で制作・放送された優秀なテレビ番組に贈られる。 そんな栄誉ある賞レースで世界を制した『神の雫/Drops of God』。Hulu Japanの作品、ならびに本作で海外ドラマ初主演を務めた山下にとって、国際エミー賞“初ノミネート”にして“初受賞”という、まさに初尽くしの快挙となった。 原作漫画の中心を担う男性キャラクター=神咲雫をフランス人女性・カミーユに置き換えると同時に、山下が演じる聡明なワイン評論家・遠峰一青(とおみね・いっせい)を“新たな主人公”に設定。世界的ワインの権威アレクサンドル・レジェが遺した総額160億円にも及ぶ“世界最大のワインコレクション”の相続権をめぐり、国境を越えたワインテスト対決に挑んでいくアレクサンドルの弟子・一青と、アレクサンドルの一人娘・カミーユ。“ワインに運命を翻弄される男女”を軸に、“時代と国境を越えた華麗で芳醇な人間模様”を壮大かつ細やかに描出した。 並々ならぬ情熱をもって本作に挑んだ山下は、国際エミー賞受賞の知らせに感無量。「このような素晴らしい賞を頂けてとても光栄で嬉しく思っております。夢が一つ叶いました。応援してくださっている全ての方のおかげです。『神の雫/Drops of God』は自分にとっておよそ半年に及ぶ長期、通訳なしの海外ロケ。常に3カ国語以上が飛び交うインターナショナルな現場でした。役作りの為に10キロ近くの減量を半年間続け、台詞も英語で、とても勇気と根気の必要な挑戦でした。こうして素晴らしい賞を頂き、文化、言葉の異なるクルーと共に努力し、一丸となり作品に注力して良かったと心から思えます。言語や文化の壁を超えて、心を一つに支え合う事ができるという事を学ばせて頂きました。これからも挑戦を続けていきたい思いです。家族、友人、携わってくださった全てのスタッフ、ファミリーに心より感謝いたします」と、喜びのコメントを寄せた。 また、今回のドラマシリーズで大きな挑戦となったのは、主要キャラクターの新設定。原作漫画で物語の中心を担う男性キャラクター=神咲雫を、フランス人女性・カミーユに置き換えるという大胆な設定変更が実現したのは、原作者である亜樹先生の快諾があったからこそ。 ドラマ製作チームと共に新たなチャレンジを楽しんでくれた亜樹先生(亜樹直名義で活動する姉弟ユニット、樹林ゆう子、樹林伸)も、今回の受賞に高揚。「私たちのワイン愛から生まれた漫画『神の雫』が、ドラマとして生まれ変わり、世界中に愛され、受賞しました。これほど嬉しい事はありません」と、さらなる喜びのコメントを寄せた。 なお、『神の雫/Drops of God』はオンライン動画配信サービス「Hulu」で配信中。
ENCOUNT編集部