高橋大輔さんプロデュース 地元岡山で2年以内にアイスショーを 岡山県スケート連盟小嶋会長が構想語る
岡山市内で22日に開かれた「国民スポーツ大会冬季大会」(来年1~2月、岡山県)応援イベントで、岡山県スケート連盟の小嶋光信会長=両備グループ代表=が「2年以内に岡山でアイスショーをする」と宣言し、会場を沸かせた。イベント終了後、山陽新聞社の取材に対して小嶋会長は具体的な構想や実現に向けた意欲を語った。アイスショーの「キーパーソン」となるフィギュアスケートの元世界王者・高橋大輔さん(倉敷市出身)ら岡山のオリンピアン3人も取材に応じ、郷土開催へ期待の声を寄せた。 【写真】高橋大輔さんと田中刑事さんのツーショットはこちら 「(高橋大輔さんが銅メダルを獲得した2010年の)バンクーバー冬季五輪の後から岡山でアイスショーができればという話はあった」と小嶋会長。ところが、県内に大勢の観客を収容できるスケートリンクがなく、進展がなかったという。来年、岡山県で「冬季国スポ」が開かれることになり、「自治体をはじめ、地元の人たちのスケートに対する意識が大きく変わった」と手ごたえを話す。 会場は岡山市内の施設に氷を張ることを考えており、候補は絞られているという。「大輔さんをはじめ、岡山出身のスケーターたちが頑張ってくれたことで、フィギュアスケートは岡山を代表するスポーツであり、宝であるという認識が広がった。彼らが本当にここまで頑張ってきたことを岡山の皆さんにご披露したい」と力を込める。 イベントが実現できれば、プロデュースは高橋大輔さんに依頼するという。高橋さんは「地元で一度はやりたいと思っていた。スケートの良さ、楽しさを伝えたいし、自分らしい、ほかとは違うショーにしたい。(実現が)決まれば、頑張ってやりたい」と話した。