【こんな人】松岡茉優は「誠実」「真面目」 故津川雅彦さんから受け取った言葉を大切に生活
女優松岡茉優(29)がHey!Say!JUMP有岡大貴(33)と7日、結婚を発表した。松岡は自身の公式サイトで結婚を報告。有岡はグループ初の既婚者となる。 【写真】松岡茉優の報告全文 ◇ ◇ ◇ 「誠実」「真面目」「熱心」。松岡と関われば、誰もがそうした印象を抱くと思う。昨年12月、弊紙主催の「第36回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞」で、主演作「愛にイナズマ」で主演女優賞を受賞した松岡のインタビューを担当した。その誠実さを感じたのは、作品からそれた質問を続けてしまった時だ。松岡は申し訳なさそうに「もう少し作品に寄った質問を…」と提案した。記者がわびると、松岡も即座に「ごめんなさい。(質問が)嫌だったとかではなくて!」とひと言。作品は役者はもちろん、監督や編集スタッフ、ヘアメークなど、膨大な人数と時間をかけて世に送り出される。完成後も、視聴者が意思を持って選択しなければ手に届くこともない。そうした背景があるからこそ、視聴者や周囲への感謝、役者として作品に込めた思いを取材の場所で言葉にして、発信したかったのだと思う。 当時記者は芸能担当についたばかり。余裕もなく、すぐにはそのやりとりの深意をくみ取ることはできなかったが、役者やタレント、“エンターテインメント”を取材する上で、見失ってはいけない大切なことを教えてもらったと感じている。 その日のインタビューの中で、松岡は大切にしている教えの1つを明かしてくれた。故津川雅彦さんから受け取った言葉だ。「『からっぽになるなよ』って言っていただいて。私の受け取り方ですけど、おいしいものをいっぱい食べて、いっぱい恋をして。ロッカーみたいなものが、詰め込まれていないとお芝居には体現できないということだと受け取ってます」。結婚、生涯の伴侶。新たな彩りが加わった。より一層、女優として輝きを増した松岡の姿が、目に浮かんだ。【望月千草】