クリスマスイブに甘~いひとときを 青森県内洋菓子店、ケーキ作り佳境
クリスマスを前に、青森県内の洋菓子店などではクリスマス用のケーキ作りが繁忙期を迎えている。県内外に約60店舗を構える「ラグノオささき」(青森県弘前市)の製造工場では22日、従業員らがホールケーキ作りに追われた。 同社では今シーズン、生クリームの定番ケーキをはじめ、7種類のクリスマスケーキを用意。地元・弘前市小栗山産の和栗ペーストを使った新作ケーキが人気という。25日までに予約分を含む約8800個を仕上げる。 同市向外瀬にある第二工場では甘い香りが漂う中、スタッフ40人が仕上げや箱詰め作業に従事。流れ作業用の台では、生クリームを塗ったスポンジに手際よくイチゴやサンタクロースなどを飾り付けしていった。 佐藤雅也工場長によると、今年はチョコレートなどの原料高騰で値上げせざるを得ない商品があった。大きくない食べきりの4号サイズが売れ筋といい「大事な人とのひとときを、甘いケーキを囲んで笑顔で過ごしてほしい」と話した。