皇治「朝倉未来がどういう思いであのリングに上がったのかを考えてほしい」と朝倉を非難する声に異論
RIZINファイターの皇治(TEAM ONE)が11月21日、「FIGHT CLUB」(11月19日)でのYA-MAN(TARGET SHIBUYA)vs朝倉未来(JAPAN TOP TEAM)戦について語った。 朝倉は自身初となるキックボクシングルールの試合で1R1分17秒で壮絶なKO負けを喫し、試合後に自身のSNSで引退を示唆している。 皇治は「最初から言ったように、なんで受けたのかなと。格闘家って、いつも言うんですが、対戦相手にも自分にもメリットがあるのが当たり前のこと。今回は朝倉君には全くメリットがなかった。俺が思うには、あの試合は10億か15億円くらい入るならやる意味はあったんじゃないかと思う。そういう裏の事情は抜きにして、俺は朝倉君は男やったなと思う。あれは言い方は悪いけど、YA-MAN君側のオナニー大会。朝倉君にはなんのメリットもない。それに、あの会場で試合をするような選手ではない。それはYA-MAN君もですけど。そこでやって、ああいう負け方をしてしまった。もちろん本人はぐちぐち言う気もないでしょうし。僕からしたら選択をミスったなというのはありますが、何よりも一番は格闘技界を盛り上げるために、若い子たちのためにと思って受けたんでしょう。だから俺はよくやったなと思う」と決断には疑問を持ちつつも、格闘技界を盛り上げるためという見方で朝倉を称えた。
そして「俺はSNSで“世話になった奴のことをごちゃごちゃ言うのはかっこ良くない。義理を忘れたらあかん”みたいなことを言ったんですが、それは全国民に言いたくて。あの時たまたま瑠輝也がアホなことあげとったけど、あいつはめちゃくちゃええ子なんですが昔から言葉足らずで、ああいう不器用なことを言うただけ。ちゃんと話せば分かる子で。ああいうふうなことを伝えたかったのではなくて。なのでそこは別に意識してなくて。ただ賛否両論あるのはしゃあない、この世の中。俺らも心得て試合をしている。でも最近は過度というか、異常な奴が多い。やっぱり朝倉君も人間やし、どういう意味で試合をして、どういう思いであのリングに上がって、メリットもない試合をしたか。それを考えてほしい。それは素直に人間として思う」などと試合後のSNSでの発言が炎上した安保瑠輝也をフォローしつつ、朝倉を非難する声に異論を唱えた。 そして「だって、あれで全部のストーリーが崩れましたからね。朝倉君と誰かをやらせたかっただろうからRIZINも困るだろうし。それこそ国民は平本vs朝倉を見たかっただろうし。そんなんをあのオナニー大会がつぶしましたからね。かといってあの大会を批判しているわけじゃないですよ。ただそれくらいのリスクがあって、彼はリングに上がった。それはなんでかといえば、若い奴らとか視聴者を楽しませるために上がったというのがすべてではないけど、大半あったと思う。それで豪快に散ったから、裏を返せばカッコいいと思う。それをごちゃごちゃ言っている奴は、大なり小なりファイターたちで楽しい思いもしているわけでしょ。それをね、恩や義理を忘れて選手にばんばん言うというのは、なんかかっこよくないなと。それは国民全員にね。こういう時こそ格闘技界を盛り上げるために、プラスのことを言ってやるべきじゃないかと人間として思いますね。ファイターとしてはどうでもいい。興味ない」などと続けた。