豊昇龍は横綱昇進「意識しない」 番付発表後初の稽古、十両木竜皇と連続17番
大相撲初場所(来年1月12日初日、両国国技館)で横綱昇進を懸ける大関豊昇龍が24日、東京都台東区の立浪部屋で番付発表後最初の稽古を行った。「体の動きを確認したかった」と、十両木竜皇を指名して17番連続で相撲を取り、「良いんじゃないですか。悪くない」と感触を語った。 【写真】豊昇龍の祖母が太鼓判、朝青龍に「どんどん似てきている」 3週間で14カ所を回る冬巡業を終えたばかりとあって、体が硬かったというが、稽古後の表情は明るかった。「巡業の疲れがまだ出ていないね。明日から2日間くらい相撲を取らないかもしれない」。移動の多い巡業中はうまく昼寝ができず、やせてしまうため、まずは一度、体の回復を優先させて体重を戻す考えだ。 先場所は大関琴桜との千秋楽相星決戦に敗れ、13勝2敗で優勝を逃した。今場所後、横綱に昇進するには優勝が求められる。「いつも通り。意識しない。意識したら硬くなると思うよ。しっかり稽古して、場所に入ってからは一日一番、大事にしていきたい」と自然体で抱負を語った。(宝田将志)