〈富山グラウジーズ・B2〉祝プレミア、104点完勝 ホームで福島下すダビーHC「作戦ボード壊しエナジー注入」
●早くも昨季上回る5勝目 バスケットボールB2・富山グラウジーズは23日、富山市総合体育館で福島ファイヤーボンズに104―79で勝利した。新リーグ「Bプレミア」参入決定後、初のホーム戦はハロウィーン特別企画として行われ、会場には仮装したブースターら3552人が詰め掛けた。富山は2連勝で昨季の4勝(B1)を上回る今季5勝目を挙げ、東地区2位に浮上した。 【写真】試合前にマイクを握ったカターレ富山の小田切監督 会心の勝利に試合後、ダビー・ゴメスヘッドコーチ(HC)は「ゲームの入りは悪かったけれど、最後は私たちの富山のバスケットができた」と笑顔を見せた。 富山は第1クオーターで一時8点差を付けられたものの、第2クオーターで「低いエナジーを変えたいと(作戦用の)ホワイトボードを壊した時に選手が変わった」(ゴメスHC)。激しい守備からリズムをつくって逆転し、50―41と9点リードで試合を折り返した。 第3クオーターは高橋耕陽選手とアーロン・ホワイト選手が3点シュートを2本ずつ決めるなど勢いづき、第4クオーターも堅守を緩めず流れを渡さなかった。リバウンドは40本(福島28本)とゴール下で圧倒した。 この日のヒーローに選ばれた高橋選手は「守備でチームに勢いをつけようと思った。コーチが練習から言っている、守備の強度を徹底することができた」と喜んだ。 富山は26日、千葉市の千葉ポートアリーナでアルティーリ千葉と対戦する。 ●カターレ監督、応援求める この日はサッカーJ3・カターレ富山との「富山一丸タイアップ企画」として、カターレの小田切道治監督や専属ダンスチーム「リープブルー」がコートに登場し、会場を盛り上げた。 試合前にマイクを握った小田切監督は富山のBプレミア参入に触れ、「グラウジーズ、カターレともに一つでも多く勝ち、県民に勇気を与えたい」と語り、観客にJ2復帰へ最終盤の後押しを求めた。