トランプ次期大統領「イーロン・マスクに大統領職譲っていない」 政策決定で高まるマスク氏の影響力に言及
アメリカのトランプ次期大統領は新政権の発足に向けてイーロン・マスク氏の存在感が高まっていることをめぐり、「大統領職を譲っていない」と冗談めかして話しました。 トランプ次期大統領 「さまざまなデマがある。新しい話はトランプが大統領職をイーロン・マスクに譲ったというものだ。いやいや、そんなことは起こらない」 トランプ次期大統領は22日、保守系の団体の集会でこのように述べたほか、マスク氏が南アフリカ出身であることから「彼は大統領にはなれない。この国で生まれていないからだ」とも話しました。 一方で「イーロンは素晴らしい仕事をしている。頼れる人がいるのは良いことだ」とマスク氏を持ち上げています。 政府のムダ削減を担う「政府効率化省」のトップに指名されたマスク氏は先週、「つなぎ予算案」をめぐる調整の過程で与野党がいったん合意した案を「ムダが多すぎる」などとSNS上で激しく批判し破談に追い込むなど、政策決定に大きな影響力を発揮し始めています。 民主党の中には、マスク氏の影響力の大きさを揶揄して「『マスク大統領』と『トランプ副大統領」」などと呼ぶ議員も出ていました。
TBSテレビ