《ブラジル》DNA GTxとアクセルスペース=生命科学と衛星技術を統合する覚書
DNA GTx社(所在地=ブラジル、アラブ首長国連邦、米国)がこのほど、衛星技術プロバイダーのアクセルスペース社(本社=東京都中央区)との間で、ゲノミクスと衛星技術の統合を革新するための覚書を締結した。この覚書は、両社の協力による最先端技術の活用を通じて、人類の福祉に寄与する重要な節目を示すという。 DNA GTx社が専門とするゲノミクスとは、生命科学ゲノム(遺伝情報)の構造(塩基配列)や機能に関する学問分野。一方アクセルスペース社は、最先端の超小型衛星技術とそのビジネスを追求する宇宙ベンチャー企業だ。両者の戦略的パートナーシップにより、それぞれの専門知識を活かし、農業から医療までのさまざまな分野での重要な課題に取り組むという。 DNA GTxグループのCSO、サンドロ・ジョゼ・デ・ソウザ氏は「この協力は、ゲノミクスと衛星技術という二つの強力な領域の融合を象徴しており、産業を再形成し、世界規模でのポジティブな変革を推進する可能性があります」「アクセルスペースとのパートナーシップを光栄に思います。両社が連携することで、革新と発見の新たな機会を開拓し、最終的には社会に利益をもたらし、人類の知識を前進させることを目指しています」と述べた。 この覚書の条件に基づき、両社は衛星データを活用してゲノム研究、作物モニタリング、疾病監視、環境保護活動の向上を図る共同の研究開発イニシアチブを探求する。 アクセルスペースのディレクター、アクセルグローブ・ビジネス部門の事業部長の深澤辰彦氏は「ゲノミクス/バイオインフォマティクスと衛星技術のシナジーを探ることで、DNA GTxグループと協力することに興奮しています」「衛星能力をDNA GTxのゲノミクスおよびバイオインフォマティクスの専門知識と統合することで、地球が直面する最も重要な課題に対処する革新的な解決策を創出する可能性があります」と述べた。 両者の協力は、技術革新を推進し、持続可能な開発を促進する共通のコミットメントを示している。この覚書の一環として両社は連携の機会を特定し、パートナーシップの影響を最大化するための具体的な戦略を開発するための共同タスクフォースを設立する。 【DNA GTx】先端的な研究、革新的な技術、戦略的パートナーシップを通じてオミックス/バイオインフォマティクス分野の前進に尽力する世界をリードする機関。革新的な洞察によって人々の生活を改善する使命を持ち、医療、農業、環境保護の分野を先導している。詳細はサイト(https://dnagtxbioinfo.com/)から。 【アクセルスペース】広範なアプリケーションに向けてマイクロ衛星の設計、開発、運用を行う先駆的な衛星技術プロバイダー。衛星画像、リモートセンシング、データ解析における専門知識を活用し、地球規模の課題に対処。持続可能な開発を推進することを目指している。詳細はサイト(https://www.axelspace.com/)から。