“がん克服”の美女ファイター、マリア・ファヴェーラ＠Majo.favelammaより

　9月21日（日本時間）に米国カンザス州にて開催される女子総合格闘技イベント『INVICTA FC57』の前日計量が20日に行われ、女子バンタム級マッチ（ノンタイトル戦136ポンド）に出場する“がん克服”美女ファイターのマリア・ファヴェーラ（31=メキシコ）が135.6ポンド（61.5kg）で無事に計量をパス。上半身裸になってのギリギリの成功に「よくぞ乗り越えた！」と多くの称賛の声があがった。 【フォト】がん克服から仕上げた肉体！服を脱いでギリギリ計量パス 　ファヴェーラはアマチュアMMA4勝1敗の戦績で20年にプロデビュー。INVICTAやUWCなどで戦っていたが、23年7月に「ホジキンリンパ腫」（白血球の中のリンパ球ががん化する悪性リンパ腫の一つ）のステージ3と診断され入院。 　復帰は無理だと考えられていたが、苦しい闘病生活を乗り越え昨年12月に無事に退院した。 　肝臓、腰、心臓、肺などにリンパ腫ができ、当時の担当医から「生存の可能性は50％」と言われたファヴェーラ。しかし格闘技で培った強い精神力と、彼女の病を知ったMMA業界からの多くの支援金に支えられ、この大病を乗り越えたのだ。 　そして待望の復帰戦、ファヴェーラは病気を発症する前と同じように計量前の苦しい水抜き減量も行い計量をクリアした。 　ファヴェーラは20日に自身のインスタグラムで計量成功の報告と減量の様子を公開すると多くのファンから激励のメッセージが。「よくぞ乗り越えた！」「この時点であなたの勝利」「あなたは素晴らしいチャンピオン」などの声が寄せられ、元UFC王者のミーシャ・テイトも「レッツゴー！」と応援コメントを送った。 　ファヴェーラはキャリア2勝1敗のマリア・ジュキッチ（30=カナダ）と対戦。戦前のインタビューでは「何の恐れも抱いてない私を見せる。さらにアグレッシブに戦うわ」と気合を込めたが、果たしてどのような“不死鳥”ぶりを見せるのか、注目だ。