ABCテレビ

　大阪府泉大津市の高齢者施設で入所者に暴行して死亡させたとして逮捕された元職員の男が、別の入所者への傷害容疑で再逮捕されました。 　再逮捕されたのは、泉大津市にある特別養護老人ホーム「オズだいすき倶楽部」の元職員・白井宏次朗容疑者（３１）です。 　白井容疑者は去年３月、入所者の男性（９２）の顔を殴り、全治２週間のけがをさせた疑いが持たれています。 　警察によりますと、施設の関係者らが警察に「入所者が職員に殴られたと申告しているが、担当していた白井容疑者は殴っていないと答えている」と相談し、事件が発覚しました。 　男性は家族などに「ブザーで職員を呼んだところ、突然げんこつで顔を殴られた」という趣旨の説明をしたということです。 　白井容疑者は、２０２０年１２月に入所者だった福田功さん（死亡当時９０歳）のろっ骨などを折り、その後、死亡させたとして去年１２月に逮捕され、傷害致死の罪で起訴されました。 「オズだいすき倶楽部」の施設長は白井容疑者の１回目の逮捕時にＡＢＣテレビの取材に対し、「（白井容疑者は）まじめで勤務態度も良く、問題なかった」と話していました。