「人間的にもたくさん学びたい」カープ・小林樹斗が語る『師匠』大瀬良大地
長年カープの先発陣をけん引する大瀬良大地のもとには、投手としての技術のみならず、エースとしての振る舞いを学びたいと、若い投手たちが弟子入りを志願する。プロ4年目右腕・小林樹斗もその一人だ。『大瀬良塾』の一員である小林が、師匠への思いを語った。 【写真】プロ2年目の春季キャンプでは一軍スタートとなった小林樹斗 ◆素直に大地さんみたいな選手になりたい 大地さんとは、オフに自主トレを一緒にやらせていただきました。 僕自身、昨年12月に右肘の手術をしたのですが、大地さんもシーズン終わりに同じく手術をしていました。野球の面だけでなく、すべてにおいて学びたいと思って、僕から自主トレ参加をお願いしました。大地さんはやはりチームの大黒柱という存在ですし、人間的な部分で学びたいところもたくさんあります。 自主トレでは、一つひとつの動きを大切にしながら、同時に、量もこなす大地さんの姿を見てきました。今年はシーズンに入って防御率0点台という圧倒的な成績を残された時期もありましたし、僕自身、素直に「大地さんみたいな選手になりたい」と感じます。 テレビで試合中継を見ていても、大地さんのピッチングを見て勉強することがたくさんありますし、オフで食事に行かせていただいたりしても、話をするのは野球の話題が多く勉強になります。見た目がそのまま性格に出ているというか、本当に、すごく優しい先輩です。 大地さんと一緒に自主トレをしたみんなとは、「全員で、一軍で戦えたらいいね」と話しています。僕もしっかり結果を残して、みんなと同じところで野球ができるように頑張ります。 ■小林樹斗(こばやし・たつと) 2003年1月16日生、和歌山県出身 智弁和歌山高-広島(2020年ドラフト4位) 高卒1年目に一軍登板を経験した、4年目右腕。右肘故障からの復活を目指す。