DeNA・三浦大輔監督

DeNA・三浦大輔監督（50）が来季も指揮を執ることが21日、分かった。来季が就任5年目となる。1年目の2021年こそ最下位に終わったが、22年は2位、23年は3位。今季は3年連続の勝ち越しとなる71勝69敗3分けの3位でクライマックスシリーズ（CS）に駒を進め、2017年以来7年ぶりに日本シリーズ進出を決めた。 レギュラーシーズン序盤はドラフト1位・度会（ENEOS）ら若手を積極的に起用しながら底上げを図り、3年目の梶原ら新戦力が台頭。正捕手に定着した山本の飛躍も後押しした。 投手陣は昨季の先発ローテーションを支えた今永とバウアーが抜けた中、エースの東を軸に運用しつつ、若手の成長を促した。ドラフト5位・石田裕（中大）が4勝、2年目の吉野が3勝と期待に応えた。 変化をいとわず、弱点だった走塁の強化も進めた。昨季の盗塁33個はリーグ最少、成功率・559（59企図）はリーグワーストだったが、今季はリーグ最多の69個、成功率・719はリーグ2位と向上した。萩原龍大チーム統括本部長は「監督自身が進化しているのを体感している。十分に評価しているポイント」と語った。 ■三浦　大輔（みうら・だいすけ） 1973（昭和48）年12月25日生まれ、50歳。奈良県出身。高田商高から92年にドラフト6位で大洋（現DeNA）に入団。2年目に初勝利を完投で飾り、2015年まで7度の2桁勝利を含む23年連続勝利を記録。16年限りで引退した。通算535試合に登板し、172勝184敗、防御率3・60。主なタイトルは最優秀防御率、最多奪三振を各1度。04年アテネ五輪日本代表。19年にDeNAで1軍投手コーチ、20年に2軍監督を務め、21年から1軍監督。183センチ、88キロ。右投げ右打ち。既婚。背番号81。