「ドラマチック・シャンソン2024」の取材会に出席した美川憲一＝東京・大手町

歌手、美川憲一（78）が26日、東京都内で行われた「ドラマチック・シャンソン2024」の取材会に出席し、ご意見番として時事ネタに鋭く切り込んだ。 この日、疑惑告発文書問題での兵庫県議会の不信任決議可決を受け、失職した上で出直し選挙に立候補する意向を表明した同県の斎藤元彦知事（46）について「あの人も潔くないわね。スパッとすれば（辞めれば）いいのに」とバッサリ。 翌27日に迫った自民党総裁選の投開票の話題には「（元幹事長の）石破（茂）さんは何回も総理になれず、1回ぐらいさせてあげたい」と告白。高市早苗経済安全保障担当相（63）に関しては「飛行機で一度お会いしたら丁重にあいさつされた。あの人もいい」と明かした。 小泉進次郎元環境相（43）も有力候補だが、「必ず総理になる方だと思うけど、まだ若い。50を過ぎてからでいいんじゃないか」と将来に期待。自身の政界進出の可能性を問われると、「前にお話が来たけど歌が一番よ」と否定した。 6月にデビュー60周年を迎え、今年23回目を迎えた「ドラマチック・シャンソン」は27日に東京・よみうり大手町ホールで開催。取材会では「愛の讃歌」と「ろくでなし」を披露した。 生誕100周年を迎えたシャンソン歌手、越路吹雪さんとは生前に親交があり、ルイ・ヴィトンのボストンバッグをリメークして贈った〝形見〟のブーツを手に「神様のような、師匠のような存在。越路さんがあって今の私がある」と感謝。故人からもらったという名曲「嘘」などを歌唱予定で「精進して歌手の道をしぶとく進みたい」と〝生涯現役〟を誓った。