リーグワン無傷12連勝の埼玉 WTB野口竜司が復帰戦で先制トライ! SO松田と連係ピッタリ「両サイドを狙うのはウイングの役目」
◆ラグビー ▽リーグワン第12節 埼玉 53―12 相模原(6日・熊谷) 埼玉(旧パナソニック)が相模原(旧三菱重工相模原)を53―12で下し、無傷の12連勝を決めた。この日約2か月ぶりに戦線復帰し、前半5分に先制トライを挙げたWTB野口竜司は「プレーしたいというのはずっとあった。試合に出るのがすごく楽しみで、ケガを治すところから、何ができるかというところを取り組んで来た」と語った。 第7節の東京SG(旧サントリー)戦で、右肘を負傷。曲げ伸ばしのできない状態から、リハビリに取り組んで来たという。この日は、足の負傷で同期間欠場していたFW福井翔大も試合に復帰。坂手淳史主将は「リハビリにもすごく真摯(しんし)に向き合って、更に強くなって戻ってきてくれた。戻ってくるに値する時間だったと思うし、すごく心強い」と、両選手のカムバックにうなずいた。 復帰戦は開始早々、敵陣中央からSO松田力也が右の野口へ絶妙なキックパス。相手の守りの穴をつき、キャッチするとそのまま先制トライにつなげた。「両サイドを狙うのはウイングの役目。そこにうまくボールを運んでくれた。力也さんも、常にスペースは探しているので」と野口。得意のハイボールキャッチも健在で、フル出場で勝利に貢献した。 チームは負けなしの12連勝で、次節のBR東京戦(12日、秩父宮)で勝てば自力で上位4チームによるプレーオフ進出が決定。7日に現在5位の神戸が東京SGに引き分け以下でも、埼玉の4強入りが決まる。野口は「自分にできることを100%出せるように、試合には臨みたい。自分たちの役割、やることに集中して、それが勝利につながってプレーオフにつながれば」と、一戦必勝を誓った。
報知新聞社