THE RAMPAGE「去年の夏、ファンの熱量が心強かった」LIKIYA、RIKU、神谷健太インタビュー
――RAVERS(ファンネーム)の皆さんの投票によって決まった楽曲のラインナップに意外な結果はありましたか? RIKU 投票の結果を見て、率直に「やっぱり!」と思いました(笑)。僕たちはライブのセットリストもRAVERSの皆さんが気に入って下さっている楽曲を盛り込みながら作っているつもりだったので、今回のランキングは概ね予想通りでした。それって、僕たちがちゃんと皆さんの気持ちをキャッチできていた証拠だと思いますし、絆の深さを再確認して自信を持つことができましたね。 ――MV盤にはMUSIC VIDEO未制作楽曲から投票1位となった『Can’t Say Goodbye』のMVとメイキング映像が収録。撮影の感想を教えてください。 神谷 振付けを覚えたばかりの新曲は緊張感を持ってMVの撮影に挑みますが、『Can’t Say Goodbye』の振付けは身体に染み付いているので、ただただ楽しかったです。沖縄で撮影したのですが、非日常的な開放感を味わいながらメンバーと一緒にワチャワチャさせていただきました(笑) LIKIYA これまでのMVの中でも、全員のリラックス度はベストかもしれないですね。
――楽曲以外のベストな瞬間をまとめたグループの伝記を作ることを想定して、個人的に記しておきたいベストモーメントを挙げてください。 LIKIYA たくさんあるのですが、ふと頭に浮かんだのは初海外の思い出。2017年に韓国の「Asia Artist Awards」(AAA)に出演させてもらったんです。僕たちは“ニューウェーブ賞”を受賞して、『100degrees』を披露したのですが、海外でのパフォーマンスは初めてだったので本番前はソワソワしていたことを覚えています。当時はまだメジャーデビュー1年目でしたしね。 神谷 グループのコンセプトである“暴れ回る”を象徴したゴリゴリの楽曲なのに、舞台裏では借りてきた猫みたいになっていました(笑) RIKU あの時は予定通りにいかないことばかりで、控え室がなかったので移動用のバスで待機したりしました。ハプニングの連続で動揺していたのですが、僕らが出演する前にSEVENTEENの皆さんが会場を盛り上げてくれて、声援を送ってくださったんですよ。おかげで無事に暴れ回ることができました。 ――昨年12月、THE RAMPAGEはタイで開催された音楽フェス『PEPSI PRESENTS BIG MOUNTAIN MUSIC FESTIVAL 13』に出演しました。初海外の頃に比べると、精神的に余裕を持ってパフォーマンスできましたか? LIKIYA そうですね。いつも通り気合いに満ちたパフォーマンスをすることができました。出演者の方々が世界的に有名なアーティストばかりだったので、それこそグループの歴史に刻みたいくらい大きな刺激を受けた一日でしたね。 神谷 本当に他のアーティストのパフォーマンスに痺れまくって、向上心が燃え上がりましたね。 もっともっと成長して、全面的に磨かないと、世界では通用しない。そういう危機感を持って活動していきたいと思っています。 RIKU じゃあ、デビュー前のように、また全員で山ごもりしますか? 神谷 気軽に「やろう!」とは言えない(笑)。体力的にも精神的にも、あの頃がいちばんキツかったので。 RIKU 自分たちが乗り越えてきた試練の伝記を挙げるなら、デビュー前の合宿は外せないですね。山にこもって、朝から7~8km走ったり、お寺で座禅をしたり、真冬の雪山で遭難しかけたり、本当にハードな日々でした。 LIKIYA 2週間、ケータイを触ることもできなかったので、めちゃくちゃ精神的に鍛えられましたね。