北朝鮮監視の必要性強調 50カ国共同声明
【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会で約15年にわたり対北朝鮮制裁の実施状況を監視してきた「専門家パネル」の任期が終了し、日米韓を含む約50カ国は1日、監視を続ける必要性を訴えた共同声明を発表した。 ニューヨークの国連本部で、日韓の国連大使らと並んだ米国のトーマスグリーンフィールド国連大使が声明を読み上げ、北朝鮮に核・ミサイル開発を放棄させるには制裁の順守が必要だと訴えた。ロシアが任期延長を認めなかったと批判した。 3月28日、専門家パネルの任期延長を求めた決議案にロシアが「制裁の見直しが必要だ」として拒否権を行使。パネルは4月30日で活動を終えた。