吉部小にマスコットキャラ「きべのっこ」誕生 地区の魅力に着想【宇部】
吉部小(能美三枝子校長、21人)に、マスコットキャラクター「きべのっこ」が誕生した。来年度の創立150周年記念事業の一環。子どもたちは「すごくかわいいので地区内外のたくさんの人に見てもらいたい」と期待している。 同地区で多く収穫されるタケノコから着想を得た「きべのっこ」は、性差の無いジェンダーレスキャラクター。右手に本を持ち、左手付近にはホタルが飛んでいる。体の中央にあしらった漢字「吉」の「口」の中には、宇部市最高峰の荒滝山を描いた。
デザインは昨年、全校児童からアイデアを募り、同年11月の学習発表会で各自の作品を展示。投票により当時2年生だった藤嶋咲良さん(3年)の作品が採用され、元PTAで美術に造形が深い矢部敬子さんがアレンジして愛らしく仕上げた。 名前は今年6月の「ほたるまつり」の会場で公募。まちづくり団体・夢ゆめクラブ吉部の郷(大田壮助代表)のメンバーによる審査で、約100点の中から選ばれた。 藤嶋さんは「タケノコは成長したら竹になるので両手両足は緑色にした。頭部に咲いたお花とハート型は、みんなの優しい心を表現している。着ぐるみになって、いろんな場所で活躍してくれたら」と願った。 能美校長は今後の具体的な活用法として、のぼり旗や掲示物への掲載で地域との連帯感を高めるツールの一つにしたいと考えている。