SNSで話題を呼んだ「手紙を検閲」するゲームを拡張した『Your letter has been rejected.』Steam版が発売決定。手紙の検閲で「送り主」と「受取人」の関係性や国家の行く末も変化、手紙の内容が一新され、ストーリーも追加
ゲーム制作サークルのMONAZ.は3月19日、手紙を検閲するアドベンチャーゲーム『Your letter has been rejected.』のSteam版を発売すると発表した。 『Your letter has been rejected.』画像・動画ギャラリー 発売時期は6月を予定しており、価格は800円(税込)となる。 『Your letter has been rejected.』は、圧政を敷く架空の共産主義国家・グルツァナ人民共和国の検閲官となり、手紙を検閲するアドベンチャーゲームだ。プレイヤーは検閲官として日々手紙に向き合い、ときに人々や国家の未来を左右する手紙に対応していくこととなる。 本作は2023年にブラウザ上で公開され、その完成度の高さからX上で大きな話題を呼んだ。このたび発売されるSteam版は、同作に追加の要素をくわえた拡張版のような作品となる。 オリジナル版との違いとしては、ストーリーを大幅に追加し、複数のエンディングを用意したこと、作中の手紙が一新され選択に応じて手紙の内容が変化すること、新たな検閲ツール「ルーペ」が追加されたことが挙げられる。 ゲームプレイは手紙の内容を確認し、「問題なし」であれば緑のスタンプを、「問題あり」の場合は赤いスタンプを押す。隠されたメッセージを「あぶり出し」のほか、「ルーペ」により探し出すことも可能だ。 プレイヤーが検閲する手紙は、家族や友人、恋人などに当てた個人的なもの、偽装されたスパイの通信など多岐にわたる。プレイヤーの対応によって「送り主」と「受取人」の関係性、そして手紙の内容も変化するという。 国手紙から垣間見えるドラマ、圧政を敷く国家の結末が大きな見どころとなりそうだ。 すでに無料版を遊んだ方も改めて楽しめそうな仕様であるため、興味がある読者はぜひ本作をウィッシュリストに登録し発売を待とう。 ■市民の手紙を検閲するADV「Your letter has been rejected.」 Steam版が2024年6月に発売決定。 SNSで話題となった作品がパワーアップしてSteamに登場! 本日(3月19日)よりSteamストアページ公開 ゲーム制作サークルMONAZ.は、手紙検閲ADV「Your letter has been rejected.」をSteamにて発売することを発表いたします。発売時期は2024年6月、価格は800円(税込)を予定しています。 [ゲーム概要] 「Your letter has been rejected.」は、架空の共産主義国家の検閲官として市民の手紙を検閲するアドベンチャーゲームです。ゲーム投稿サイト「unityroom」にて無料公開され、その完成度の高さからSNSで話題となり、多くの方からご好評をいただきました。 プレイヤーは、国家の意に反している手紙を見つけて破棄しなくてはなりません。時には差出人を秘密警察へ通報することも……。すべての判断はプレイヤーに委ねられています。 家族や友人、恋人に宛てた手紙を盗み見る後ろめたさと、職責と良識の間で生じる葛藤を体験することになるゲームです。 ・プレイヤーの決断が国家の行く末を左右する 手紙を破棄するかどうかによって、人々の未来が左右されます。 あなたの決断によって恋が実る者もいれば、身を滅ぼす者もいるでしょう。 そして最終的に国家の行く末にも影響を及ぼすことに。 圧政が敷かれたこの国は、どのような結末を辿るのか……。 ・オリジナル版から内容を大幅追加 ストーリーを大幅に追加し、複数のエンディングを用意。 作中の手紙もほぼすべて一新され、プレイヤーの行動によって内容が変化するように。 検閲ツールとして「ルーペ」も追加。より慎重な検閲が求められるでしょう。 ・Steam実績に対応 **あらゆる手紙に目を通し、すべての結末を見届けよう! [製品情報] タイトル名:Your letter has been rejected. ジャンル:手紙検閲アドベンチャー 対応プラットフォーム:PC (Steam) リリース日:2024年6月予定 価格:800円(税込)予定 対応言語:日本語 開発元/パブリッシャー:MONAZ. ※現在Steamストアにてリリース日が2024年3月と表示されていますが、正しくは2024年6月リリース予定となります [関連リンク] Steamストアページ: SNS:
電ファミニコゲーマー:りつこ
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