森見登美彦、新刊は「ヴィクトリア朝京都」で“森見版ホームズ”がスランプに!?
森見登美彦氏による2020年以来待望の新作、『シャーロック・ホームズの凱旋』(中央公論新社)が、2024年1月22日に刊行される。 森見氏は京都大学在学中に執筆した『太陽の塔』でデビューし、その後も『夜は短し歩けよ乙女』、『ペンギン・ハイウェイ』などのヒット作を生み出し、多くの作品がメディアミックスされている。 そんな人気作家の最新作となる『シャーロック・ホームズの凱旋』の舞台は、京都を丸写しにした架空の都市、「ヴィクトリア朝京都」だ。かの有名な名探偵シャーロック・ホームズが京都の街で、泥沼のスランプに陥る……という、まさに森見氏の世界観が全開に発揮された一冊となる。 刊行記念として、2024年2月3日(土)に森見登美彦によるトークイベントが開催されることも決定。本イベントの第1部では、森見氏が「かのシャーロック・ホームズを、あえて京都でスランプに陥らせたわけ」について語る。さらに、第2部では森見氏と同じ京都大学出身で、ベストセラー『成瀬は天下を取りにいく』の著者である宮島未奈氏との特別対談も予定されている。 「シャーロック・ホームズ」シリーズでお馴染みの登場人物たちは、森見登美彦の描く京都の街で何を語るのか。『シャーロック・ホームズの凱旋』は、ワクワクの読書体験をもたらしてくれること必至だろう。
文=リアルサウンドブック