巨人が4投手の零封リレーで3勝3敗のタイに 中山の〝プロ初本塁打〟の1点を守り切る
(JERA クライマックスシリーズ セ ファイナルステージ、巨人1-0DeNA、第5戦、3勝3敗、20日、東京D)巨人は連敗を止めた19日の第4戦から投手以外はメンバーを変更せず、そのままの先発オーダーで臨んだ。 【写真】巨人・中山礼都が先制ソロ TV解説の中京大中京高の同級生、中日・高橋宏斗の前でプロ初本塁打 一回は2死から丸が四球でしたが、岡本和が中飛に倒れた。続く二回は1死一、二塁と先制のチャンスを作ったが無得点に終わった。しかし五回、第1打席でも右前打を放っていた中山が右越えに〝プロ初本塁打〟となる先制ソロ。「積極的にスイングをかけた結果がホームランになり最高です」。この日、テレビ中継の解説で中京大中京高時代の同級生、高橋宏(中日)が訪れており、旧友の前で大きな一発を放った。 CSファイナルステージは第3戦まで計2得点にとどまり、3連敗を喫した。負ければ終わりの第4戦を前に、阿部監督が動いた。17日にみやざきフェニックス・リーグで左手首の骨折から復帰したばかりのヘルナンデスを帰京させ、緊急昇格で「5番・中堅」で即先発起用。左脇腹に骨折の疑いがあり、バットを振っていなかった吉川も「何とか貢献したいとファイティングポーズをとってくれた」とベンチメンバーに入れた。 その第4戦は1-1の七回に打線がつながり3得点。セーフティースクイズや一、二塁からの重盗を成功させ、突破口を開いた。 この日は中山の一発で先制点を奪い、山崎伊、高梨、バルドナード、大勢の4投手の零封リレーでこの1点を守り切った。ついに3連敗から3勝3敗(アドバンテージ1勝含む)のタイに持ち込んだ。