柄本佑、剃髪シーンは撮入3か月で自ら提案 「特殊メイク」になった可能性も
藤原道長約に2年向き合う「青年期は声を若く、次第に声を変えていく」
NHKの大河ドラマ『光る君へ』(日曜午後8時)のファンミーティングが2日、都内のNHKホールで開催され、吉高由里子(まひろ/紫式部役)、柄本佑(藤原道長役)、町田啓太(藤原公任役)、塩野瑛久(一条天皇役)、見上愛(藤原彰子役)が登壇。また、ファーストサマーウイカ(ききょう/清少納言役)、金田哲(藤原斉信役)が司会を務めた。 【写真】長髪→丸刈りに 出家した道長(柄本佑)のビフォーアフター 約2年、藤原道長という役柄に向き合ってきた柄本は「自分なりにいろいろ考えて、青年期は声を若く、次第に声を変えていくようなこともした。でも台本も状況によって変わって考えていることも変わっていくので、本に沿ってやっていけば自分から変えようとしなくても、ヒゲもあるので、そこまで変えなくてもいいという意識ではあった」という。それでも「一貫してまひろへの思いをとどめながら。そこだけは常に持ちながら、でしたね」とさまざまな出来事があっても、まひろを一途に思っていたと語った。 話題となった剃髪シーンについても言及。「昨年、撮影がはじまって3ヶ月くらいして、ちょんまげを自分でやっていたので出家するなら実際に剃りたいと行った。ただいろんな人のスケジュールもあるので(実現するかわからなくて)……。でも本当に実現できてよかった」と話し、「(自ら言わなければ)特殊メイクになっていたかもしれない」と明かした。 伸ばした髪を実際に剃るシーンは、も一発OKを出さなければならず緊張感が漂う現場に。柄本は「不思議な体験でした。剃っているときはそんなに実感なかった。切った髪の毛が手の上に落ちて『あ、切れているんだ』と思って、すんごい不思議な感じ。長いことこの作品のために伸ばしていたので不思議で」と振り返った。 最後に『光る君へ』は「本当に仲の良いチーム」といい、「この空気を作ってくれたのは吉高さん。かつ緊張感を持ちながら撮影させてもらった」と感謝。「終わって寂しかったけど、きょう出てきたときみなさんの熱量がすごくて、素敵な作品に出させてもらえたんだなぁと思っている。パワーをもらいました。あと2話、お楽しみに」とファンに呼びかけた。 ファンミーティングの会場には約2900人のファンが集結。応募数はおよそ2万8000件、当選倍率は約18倍となった。この日の模様は12月14日の午後3時5分より総合で放送される。再放送は12月15日の午前10時30分より。
ENCOUNT編集部