詩人・谷川俊太郎さん、老衰のため逝去 92歳 『二十億光年の孤独』など著書多数
後日、「お別れの会」を予定
詩人の谷川俊太郎(たにかわ・しゅんたろう)さんが、13日午後10時5分、老衰のため、杉並区内の病院で亡くなったことが19日、発表された。享年92。葬儀は故人の生前の意志により、18日に近親者のみにて執り行われた。後日、「お別れの会」を予定している。 【写真】海外でも高い評価 谷川俊太郎さんの生前の姿 谷川さんは、1931年、東京生れ。50年「文學界」に「ネロ他五篇」を発表して注目を集め、52年に第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行。以降、数千の詩を創作、海外でも高い評価を得ており、日本を代表する詩人と言われている。 また、多数の詩集、散文集、絵本、童話、翻訳書があり、脚本、作詞、写真集、ビデオなども手がけ、老若男女に愛された。83年『日々の地図』で読売文学賞、93年『世間知ラズ』で萩原朔太郎賞、2010年『トロムソコラージュ』で鮎川信夫賞、16年『詩に就いて』で三好達治賞を受賞。 ほか、詩集『六十二のソネット』『ことばあそびうた』『私』『夜のミッキー・マウス』『ベージュ』『虚空へ』、翻訳書『あしながおじさん』『スイミー』『マザー・グースのうた』『完全版ピーナッツ全集 スヌーピー1950~2000』全25巻、絵本『あな』(和田誠 絵)、『もこもこもこ』(元永定正 絵)、『わたし』(長新太 絵)、『へいわとせんそう』(Noritake 絵)、『ぼく』(合田里美 絵)、エッセイ『ひとり暮らし』、また尾崎真理子さんとの共著『詩人なんて呼ばれて』など著書多数。
ENCOUNT編集部