安全協定締結後に柏崎市と連携 中間貯蔵施設を巡り 県
RAB青森放送
むつ中間貯蔵施設の操業を見据え新潟県の柏崎市長が県庁を訪れ、宮下知事に使用済み核燃料の受け入れ体制を確認しました。 宮下知事と会談したのは柏崎市の桜井雅浩市長です。 使用済み核燃料の搬出計画を巡り県の考えを確認するため県庁を訪れました。 計画では来月以降新潟県の柏崎刈羽原発から使用済み核燃料を入れたキャスクをむつ中間貯蔵施設へ搬出する予定です。 会談で桜井市長は現在の受け入れ体制を確認すると、宮下知事は「安全協定の締結が先に控えていて、この締結があって初めて、受け入れ体制が整う」と答えました。 その上で・・・ ★宮下知事 「国に協力している立場だということをしっかりと私たちは一緒に示していく必要があると思っていますので、ぜひその点は新潟の中でも共有いただければと思います」 宮下知事は国の原子力政策に対する認識の共有を求めていました。 一方使用済み核燃料の中間貯蔵施設を巡って県議会の最大会派自民党は安全協定とは別に事業者などと覚書を交わすよう知事に求める方向で調整しています。 関係者によりますとあさって宮下知事に提出する安全協定案への意見書では協定案におおむね賛同する一方、留意事項として中間貯蔵の事業実施が困難となった場合に核燃料を施設から搬出する確約を求めるということです。