「モテ臭」も「加齢臭」も“あの果物”でコントロール可能…体臭の新常識「皮膚ガス」とは【THE TIME,】
汗をかきやすい季節に気になる「体のニオイ」。最近の研究では、このニオイを自分でコントロールできることがわかってきました。加齢臭を減らす効果のある「食べ物」から、努力すれば出せるようになる「良い香り」まで、体臭の新常識を調査しました。 【写真を見る】「モテ臭」も「加齢臭」も“あの果物”でコントロール可能…体臭の新常識「皮膚ガス」とは【THE TIME,】 ■人によって違う「皮膚ガス」は800種類 「目に見えないガス、『皮膚ガス』が、私達の体の表面からふわっと出ている」こう話すのは、体のニオイを20年研究してきた東海大学の関根嘉香教授。この皮膚ガスが体臭の正体だといいます。 関根教授によると、皮膚ガスは1人1人異なり、同じ人でも毎日変わるとのことで、その数およそ800種類!まだ基礎研究の段階ながらも皮膚ガスは「ガンの診断」など、病気の予測にも有効だとわかってきています。 気になる人も多い「足のニオイ」のもとになる皮膚ガスは「イソ吉草酸(きっそうさん)」。どんな臭いの物質なのか? THE TIME,マーケティング部の原千晶部員が嗅いでみると「うわっ!くさい!納豆みたいな、何か腐ったような香りがします」 この「イソ吉草酸」は、汗を放っておくと生まれる物質。そう、足のニオイの原因は靴の中に溜まった「汗」なんです。本来、汗はあまりニオイがしないのですが… 東海大学 関根教授 「汗を放っておくと、皮膚表面にいる常在菌という菌が汗の成分を分解して、クサい皮膚ガス『イソ吉草酸』を発生させる」 対策としては、皮膚の表面に汗や皮脂を残さないよう、こまめに洗ったり拭くことが大切だといいますが、出かけた時など足はそうそう拭けません…。 そこで有効なのが「汗の質」を変える事。 汗には、サラサラ汗とベタベタ汗があり、良くないのがベタベタ汗。運動不足で普段汗をかかない人は、汗腺の働きが鈍り、汗の塩分濃度が上がってベタベタ汗になるんです。これは乾きにくく皮膚表面に残るため、汗臭いニオイの原因に。 普段から運動をして汗をかいたり、サウナやお風呂で汗腺をひろげていると、臭いにくいサラサラ汗になりやすいといいます。