京都市長選挙の展望どうなる?現役政治部記者が候補者・構図を解説!選挙ドットコムちゃんねるまとめ
YouTube「選挙ドットコムちゃんねる」では、毎週選挙や政治に関連する情報を発信中です。 2024年1月26日に公開された動画のテーマは……京都市長選挙!展望は? ゲストに朝日新聞政治部記者の今野忍氏をお招きし、京都市長選挙の顔ぶれと展望について語っていただきました。 地方議員の離党が各党で発生?構図はどうなる? 【このトピックのポイント】 ・候補者擁立の過程で自民・国民・立憲で地方議員の離党が発生 ・自民と立憲の相乗りで自民党裏金問題の影響が見えにくい選挙に ・組織票を持つ松井氏有利か。投票率が結果を左右する要因になる
2月4日投開票 京都市長選挙の顔ぶれ
京都市長選挙が1月21日に告示され、現職の引退により16年ぶりに新人同士の争いとなりました。候補者は以下の5名です。 ・福山 和人氏(無所属・新人 共産党が支援) ・村山 祥栄氏(無所属・新人) ・二之湯 真士氏(無所属・新人) ・松井 孝治氏(無所属・新人 自民・立憲・公明・国民が推薦) ・高家 悠氏(平安保守党・新人)
今野氏はこの中で松井氏には会ったことがあるとのこと。松井氏は経産省出身の元官僚で、鳩山由紀夫政権下で官房副長官を務め、政権の政策ブレーンでした。当時今野氏は鳩山氏の番記者だったこともあり、非常に身近な存在だったようです。 その松井氏に対し与野党が相乗りで推薦していることについて「むちゃくちゃ違和感ありますよ」と今野氏。自民党本部には松井氏のポスターがそこかしこに貼られており、民主党議員だった頃の印象が強い今野氏からすると、しっくりこない部分があるようです。 福山氏は無所属・新人で元京都弁護士会副会長。今回の京都市長選挙では共産党が支援しています。 二之湯氏は元京都府議会議員で、今回の選挙をめぐって自民党を除名処分になっています。父親の二之湯智氏は元参院議員で、岸田政権下で閣僚を務めた人物。息子である二之湯氏の応援のために自民党を離党しました。 同様の理由で京都市議の中にも自民党を離党した議員がいるとのことです。 自民党が保守分裂の様相を見せる一方で、国民民主党でも松井氏を応援する連合と、村山氏を応援する前原誠司氏の間で板挟みとなって一部の地方議員が離党。 立憲民主党も自民党と相乗りしたくない地方議員が離党するといった自体が発生しています。 MC山本期日前「京都政界がこの擁立の過程でごちゃごちゃしてるんですよ」 その他、無所属・新人で元京都市議会議員の村山氏、平安保守党の高家氏が立候補しています。