「無礼だ」モドリッチの少ない出場機会を現地記者が批判。現状序列6番手だが負傷者続出で出番あり? それとも「残留は誤り」か
レアル・マドリードに所属するMFルカ・モドリッチの出場時間が依然として少ない。2018年のバロンドール受賞者でもある38歳の“魔術師”は、全盛期のプレータイムを手にすることのないまま、1年後の夏、ついに契約満了を迎えることになるのだろうか。スペインメディア『ELDESMARQUE』が現地時間3日に報じた。 2012年8月に加入して以降、実に12年にも渡ってレアルでプレーし、539試合出場、4度の国内リーグ優勝、6度のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)制覇という輝かしい経歴を持つモドリッチ。出場すればフットボール界随一のフットボールIQを発揮し、必殺技のアウトサイドキックで敵陣を切り裂く。しかし、今季は公式戦5試合のうち、先発出場したのは1試合しかない。 レアルは現在、中盤に負傷者が続出中。アタランタとのUEFAスーパーカップ決勝直前のウォーミングアップ中に負傷したエドゥアルド・カマヴィンガ、約2週間前のトレーニング中に負傷したジュード・ベリンガムの他、2日に行われたラ・リーガ第4節ベティス戦後には、オーレリアン・チュアメニ、ダニ・セバージョスが相次いで離脱し、トップチームには、純粋なMFがフェデリコ・バルベルデとモドリッチの2人しかいないのが現状だ。 ジャーナリストのロベルト・ゴメス氏は、「昨日のベティス戦の2-0の場面で、モドリッチを途中出場し6、7分だけしかプレーさせないなんて、私には無礼に思える。彼自身も残留したのは誤ったと思っているようだし、周囲の雰囲気もとても悪いようだ」と、84分の投入となったクロアチア代表MFの現状を憂慮した。退団も噂されたこの夏、こうしたバックアッパーの立ち位置を理解したうえで再び契約を1年延長し、クラブへの忠誠を誓ったともいわれるモドリッチだが、けが人続出のこの緊急事態に乗じて、健在ぶりをアピールできるだろうか。
フットボールチャンネル編集部