「今年の冷え込みこの4、5年で一番いい」諏訪地域の冬の風物詩「寒天づくり」本格化 外に干し2週間かけじっくり仕上げる
テレビ信州
朝日に照らされる寒天。 テングサを煮込み、冷え込みで固めた「生天」からは湯気が立ち上っています。茅野市宮川の寒天工場、五味喜一商店では、冬の厳しい冷え込みを生かした諏訪地域の冬の風物詩「寒天づくり」が本格化しています。 寒天は「生天」を冷え込みで凍らせ、日中の日差しで溶かすという工程を繰り返し、2週間ほどかけて乾燥させます。今年は冷え込む日が続き、順調なスタートだということです。 五味喜一商店 五味昌彦社長 「この4~5年のうちで一番いいんじゃないか。今年は気持ち的には前向きに行けるのかなと思っています」 20日朝の県内は放射冷却の影響で各地で気温が下がりました。 最低気温は南牧村・野辺山で氷点下14.5度、諏訪で氷点下6.6度となるなど、30の観測地点のうち22地点で今シーズン一番の冷え込みとなりました。 この寒天工場では来年2月上旬にかけておよそ70万本を生産する見込みです。