自作のお猪口を手にするABC・大仁田美咲アナウンサー

　【民放リレーコラム　アナランド】後輩アナウンサー2人が4月に入社。2年目を迎えたABC・大仁田美咲アナウンサー（23）は「今は自分のことに集中するだけです」とマイペースを崩さないでいる。 　入社からわずか5カ月の昨年9月、ABCテレビ「朝だ！生です旅サラダ」（土曜前8・00）のレギュラーに大抜てきされた。「日本縦断コレうまの旅」コーナーでプレゼントソムリエとして全国を行脚する食レポを担当。さらに夕方のニュース・情報番組「newsおかえり」（月～金曜後3・40）では月、火曜でキャスターを務めている。 　趣味は「酒蔵巡り」。アルコールが好きで、特に日本酒をイチ押し。ワインもたしなむ。20歳になって酒好きの両親から勧められてビールを口にした。「苦くて」と好きになれなかったが、日本酒は口にするとすんなり受け入れられた。 　今も帰宅すると「お酒どうする？」と聞かれ、「飲まない」と答えると「体調悪い？」と心配されるほど。そんな環境から「日本酒が好き。お酒で失敗したこともない。飲んでも眠くならないし、元気になります。寝坊したこともありません」。20歳の時に日本ソムリエ協会公認の「SAKE　DIPLOMA」に合格。「福島県の“飛露喜（ひろき）”がいいですね。フルーティーで米のうまみを感じます」と“日本酒のプロ”がお薦め。番組のロケで実力発揮する場面が待ち遠しい。 　日本酒に親しむうちにおちょこも自作のものを使うようになった。新型コロナ禍で酒を飲みに行けなかった時期、祖父の知人が開く陶芸教室に通った。これまでに作ったものは10個以上。持ちやすくするため一部をへこませたり、飲み口を薄めにしたりとこだわりがいっぱい。「味も変わるんですよ」と自慢の作品は自宅リビングに飾ってあるそうだ。 　子供の頃からクラシックバレエに親しみ、神戸大で身体表現コースを専攻。就職後、バレエから遠ざかっているが「今もやりたい」と機をうかがっている。一方、仕事での目標はオールマイティーな伝達者。「一つを極めるのでなく、何でもこなせるアナウンサーに」と情報、バラエティーだけでなく、ニュースもキッチリ伝えたい。「いろんなジャンルでロケもスタジオも」と貪欲だ。　（古野　公喜） 　◇大仁田　美咲（おおにた・みさき）2000年（平12）9月23日生まれ、大阪府池田市出身の23歳。神戸大卒。23年に朝日放送に入社。趣味は酒蔵巡り。特技はクラシックバレエ。