白ビワ 鈴なり 初夏の訪れ 伊豆・土肥 収穫最盛期
伊豆市土肥地区で特産「白ビワ」の収穫が最盛期を迎えている。同市八木沢の永岡正人さん(74)の農場では鈴なりに実り、きれいな淡い色のビワが初夏の訪れを告げている。 永岡さんが栽培するビワは、実が楕円(だえん)形と、真ん丸とした形の2種類。一般的なビワより小さく、果肉がクリーム色で爽やかな味が人気を集めている。 今年は暑さの影響で例年よりも約1週間早く色づいたという。収穫期は梅雨入り前まで。今季の収穫は約800キロを見込んでいる。 収穫後の追熟ができないことや、実の傷つきやすさから遠方への出荷が難しい。永岡さんは「ぜひ土肥に足を運んで味わってほしい」と話した。
静岡新聞社