【ステップ・アップ・ツアー開幕直前②】ツアーデビューのルーキーたちに意気込みを聞いた!
6年振りのツアー生活へ。経験を活かした“頭脳派” 石田可南子
今季の目標を尋ねると「QTランクが53位なので、ステップ・アップ・ツアーが主戦場になるとは思うんですけど、 最後戦の京都レディースが終わったときに、ステップの賞金ランキングでトップ10に入れるように頑張りたいです。トップ10に入るとファーストQTが免除になるので、そこを目指しています。この一年、安定感を出せるように頑張っていきたいです」としっかりと先を見据えている。また、コースに関しては「グリーン周りが難しいので、どちらかと言うとバーディ合戦になるコースではないと思います」と一言。そして、「しぶとくパーを拾って、しっかりバーディを獲れるホールは獲るというゴルフが自分の持ち味。アプローチやパッティングを見てほしいです。このコースとは相性がいいと思うので、期待してください」と話す。
1、2月は体力作りに励んだ菅沼菜々の同級生 河村来未
「プロテスト合格後の1、2月は体を鍛えるトレーニングを週3回くらいしていました。球を打つことはあまりしなくて、ツアーに向けた体作りがメインでした。3月は1、2月と違ってラウンドをメインにして、この開幕戦に向けて調子を上げてきました」と話す。トレーニングに関してはパーソナルトレーナをつけて下半身強化を重点的に行い、スウィングの安定性やヘッドスピードを上げる努力をしていたそう。また、「ルーキーなので当たり前なのですが、1年間転戦するというのがはじめてなので、筋持久力というか、体を壊さず、1年間しっかり戦えるためのトレーニングです」と語り、長丁場になるシーズンに備えている。今季の目標として1年を通じて1勝はしたいと語る。高校の同級生である菅沼菜々とは真逆の落ち着きのある性格で、プレー中の喜怒哀楽は控えめに安定感のあるプレーを心がけているそうだ。同級生に追いつき、そして追い越せるか注目したい。
磨き上げたアイアンショットが魅力! 髙野愛姫
日本大学2年生の髙野はプロテスト合格時にはゴルフ部に在籍。いまも三島の寮にいるのか聞くと、「実は、ゴルフ部の監督やコーチと相談して、学部を転籍しました。ゴルフ部には籍は置いていますが、学連の規約でプロテストを受験したら試合には出れないので、ゴルフ部のある三島にいるよりは実家にいて、コーチである金愛淑(キム・エースク)プロに直接教えてもらえるほうがいいとなったので。その関係で、ちょっとバタバタしてしまい、ゴルフ部の合宿も6週間中3週間しかいけなかったです」と環境が大きく変わったことを報告。「大学はせっかく入ったので卒業したいので、通信学部に転籍です」とのこと。「三島にいたときは金プロにあまり見てもらえなかったので、半年ぶりくらいにしっかり見てもらって、崩れている部分を修正してもらいました。ショットのときにいろいろ考えてしまうことが多く、コンディションはプロテストを合格した昨年のほうがよかったなっていうのはちょっとあります。とはいえ、初戦なので気合をいれて、まずはトップ10に入れればいいなと思っています。今シーズンはステップ・アップで優勝したい。最低1回、1年で3勝を目指して頑張りたい。好きなクラブはショートアイアンとドライバーで、もう少ししたらよくなると思います(笑)」と話した。