マラソンの部は1000人増の9000人 みえ松阪マラソン 12月15日開催
第3回大会の実行委 初心者、女性層へアピール
12月15日に三重県松阪市内で開催する第3回大会の「みえ松阪マラソン2024」の概要が15日午後2時から本町の市産業振興センターであった第1回実行委員会(委員長=竹上真人市長、51人)で承認された。部門、コースとも昨年度の第2回大会と同じだが、マラソンの部(42.195キロ)を千人増の9千人とするなど定員を見直した。参加料も一部で値上げする。
第3回大会は前回までと同様、マラソンの部、ファンランの部(5キロ)、健康ウオークの部(7キロ)の3部門で実施。定員はファンランの部が前回比500人減、健康ウオークの部が同500人増で各1500人、マラソンの部は千人増で9千人となる。第2回のマラソンの部は定員8千人に対し、7576人がエントリーしていた。 参加料はファンランの部だけ値上げ。前回より500円増で一般が4千円、高校生・中学生が3千円となる。実行委員会事務局によると運営経費の増加に加え、他のマラソン大会の5キロ部門の参加料に近づけたことが理由。 第3回大会ではマラソンの部を千人増の9千人としたことで3部門合計の定員は大会史上最多の1万2千人へ。実行委員会では「定員1万2千人獲得のための七つの重点取り組み」として「初心者&女性が参加しやすい大会づくり」「お伊勢さんマラソンとのコラボPR」など7項目を公表した。 みえ松阪マラソンについては、過去2回の実績から他のマラソン大会に比べ男性の参加比率が高いことが判明。「女性が参加しやすい環境づくりができていない」と分析する一方、女性層の取り込みにより、参加増につなげられる余地があるとも捉えた。ゴール地点の市総合運動公園(山下町)で第3回大会までに完成予定のクラブハウスを通じ、「着替え環境の充実」などをアピールしていく。 この日の第1回委員会には委員51人のうち、会則で成立が定められた「過半数」を超える38人が出席。昨年度の第2回大会の事業、決算報告や本年度の第3回大会の事業計画案など4議案を原案通り可決した。当日まで啓発に使う「メインビジュアル」なども公表された。 竹上委員長は出席者を前に「大会が文化となるかどうかは3回目からという感じがしている。さらにいい大会へ。成功裏に終わらせたい」などとあいさつした。