【卓球】女子日本代表の強さ「すごい心強かった」伊藤美誠はベンチから戦う選手の背中を後押し
◇卓球・世界選手権団体戦(21日、韓国・釜山) 卓球女子日本代表は21日、世界選手権団体戦の決勝トーナメント2回戦で、クロアチアに勝利。ベスト8に入り、パリ五輪の団体出場権を獲得しました。 【画像】女子のベスト8が決定 世界ランク8位までのチームが順当に勝ち上がる 日本は早田ひな選手、張本美和選手、平野美宇選手の布陣でオールストレート勝ち。試合中にはその3選手を後押しする伊藤美誠選手の姿がありました。 伊藤選手は、2015年に世界選手権個人戦に初出場すると、団体戦でも多くの舞台を経験。リオ、東京五輪とメダルを獲得し、長年にわたり日の丸を背負ってきました。 ここまでグループリーグは1試合の出場ですが、勝利を挙げチームに貢献。ベンチに入れば選手たちにアドバイスを送り、この試合でも身ぶり手ぶり戦う選手たちへ、積極的にアドバイスしていました。 伊藤選手と同じ2000年生まれの同学年、早田選手は「今の日本のチームというのはレベルが高いので、自分で考えられる選手が多い。私もそうですし、みんなアドバイスの仕方としては選択肢を増やしてあげて、最後は自分が選んで試合をする。そういうのを聞きながら、最後、じゃあ自分がどう選択するかという感じ。それがある意味今回の日本のチームの良さ」と語ります。 同じく同学年の平野選手は、「日本の選手はレベルが高く、どの選手からアドバイスをもらっても、(ともに)戦ってきたからこそ信用できる。(相手の)すごいボールが入ってきたんですけど、(伊藤選手から)“たまにだから気にしなくていいよ”と話してくれたので、すごい心強かったです」と振り返りました。 チーム最年少15歳の張本選手は、「たくさんアドバイスをいただいていて、自分が考えられなかった部分だったりとか、このときはこうしてもいいんじゃないか、みたいにアドバイスをしていただいているので、本当に自分の新たな視線ができて力になると思っていますし、本当にありがたいです」と感謝を込めました。 木原美悠選手を含め5人の選手で戦う女子日本代表。試合に出るのは3選手ですが、チーム一丸で1971年以来、53年ぶりとなる世界一を目指します。