マラソン五輪代表に内定 前田選手が会見(全文1)優勝を狙っていた
仕掛けたのはどの辺だったのか
毎日新聞:毎日新聞の【アライ 00:50:04】です。前田さん、武冨監督、おめでとうございます。前田さん、お聞きしたいんですけども、20キロのところは仕掛けたつもりないですとおっしゃってましたけど、ほかの選手が離れていったときも、前田さんがなんか揺さぶって離れていったようにも見えたんですけども、前田さん、実際、仕掛けたところはどの辺だったかっていうところが1点。で、もう1点、高校時代とか、駅伝で補欠とかだったと思うんですけれども、そういった雑草魂っつったらあれですけれども、そういったところから這い上がってマラソンで成功してオリンピック代表までなれたっていう、その辺の思いを聞かせてください。 前田:仕掛けはあまり考えてなかったです。いつの間にか後ろの選手がいなくなってました。で、誰か来るかなと思って仕掛ける準備はしてたんですけど、来なかったです。 司会:もう1つのご質問ですよね。這い上がってきた、そのお気持ちを聞かせていただきたいということです。 前田:あれ。 毎日新聞:質問、もう1回言ったほうがいいですか。はい。高校時代、高校駅伝とか補欠とかで、もう雑草魂っつったらあれかもしれないですけども、そこから這い上がってマラソンで大成したいと思って天満屋に入って、で、五輪代表までなれたと。そういう自分に対してどう思うかとかいうところをお聞きしたかったので、お願いします。 前田:マラソンでオリンピックに出て世界で戦いたいという強い気持ちがあったので、その気持ちでずっと練習には取り組んできました。 司会:目指す目標、オリンピックということで、ここまで這い上がってきたということで、ありがとうございます。では続きましてお願いします。
一番自信を持つことができた練習は?
増田明美:前田さん、武冨監督、優勝おめでとうございます、増田です。ということは、2人の中でペースだったんですか、最初の5キロが16分31でいきましたけど、だいたいそのぐらいの、あそこ、下りでしたけど、どのくらいのペースを刻んでいこうと考えてたら後ろがいなくなったんですか。リズムと。 前田:ペースはあまり気にしてなくて、自分の感覚で走りました。 増田明美:そうか、はい。なかなかああいう度胸のある走りっていうのは練習の裏付けの自信がなければできないと思うんですけども、穂南さんが今回の練習の中で一番自分が自信を持つことができた練習はなんですか。 前田:30キロの変化走や20キロの変化走で最後1キロのスピードの切り替えをする練習を何回かしてきて、すごいスピードの切り替えができたっていうのが自信になりました。 増田明美:最後の1キロ、どのくらいでいったんですか、最後。 前田:3分切ったり。3分10は切ってました。 増田明美:なるほど。ロードでですね? はい。あと1つだけです。最後、優勝したあとに、なかなかインタビューできなかったって、あれ、死力を尽くしたと思うんですけども、ゴールしたあとって、体がどんな感じになったんですか。 前田:ちょっと脱水状態と、足がつりそうでした。 増田明美:胃とかは大丈夫ですか。 前田:胃は大丈夫でした。 増田明美:はい。ゆっくり休んでください。ありがとうございました。 前田:はい。ありがとうございます。 司会:ありがとうございました。続いて、ではこちら、右手にいらっしゃいます女性の方。