やす子、「24時間テレビ」チャリティーマラソン…競技場を出て両国国技館を目指し走り始める「今日は景色が変わるから楽しみだなぁ」
毎夏恒例の日本テレビ系チャリティー番組「24時間テレビ47」で全国の児童養護施設のために使われる「目的別募金」のチャリティーマラソンランナーを務めるタレント・やす子が1日朝、横浜市の日産スタジアムを出て会場の両国国技館を目指して走り始めた。 【写真】やす子、ばっちりメイクで印象激変! 競技場を出たやす子を番組は実況。やす子が国技館へ向けた走りに「つらいのは当たり前。明るく、ただ明るすぎると疲れちゃうか。一歩一歩踏み出していたら終わるから頑張る。今日は景色が変わるから楽しみだなぁ」と笑顔で答えていたことを紹介した。 さらに「沿道からはすでに応援の声がかかっています」と伝え「昨日、左の足の小指がマメになりそうだという情報がありまして、その痛みはどうですか?というふうに聞きましたけれども『大丈夫です』というふうに言っていました。果たしてその痛みがこの後、走りにどういうふうに影響するのかということですけれど、今は笑顔で沿道からの応援に応えています」と伝え「さらには熱中症の対策も万全にしながら水分を取って今、再び走り始めました。安全を第一にマラソン児童養護施設基金にチャレンジしているやす子さんです」と実況していた。 台風10号の接近に伴い、当初予定されていた市民ランナーの参加が中止になり、8月31日は競技場の周回コースを走る形となった。やす子は31日午後7時55分。サプライズでスターターを務めた昨年のチャリティーランナー・ヒロミの号砲が響き、力走が始まった。スタート時の日産スタジアムは雨も少し和らぎ、やす子の笑顔も満開に。「準備OK?」のかけ声に「はい~」と答え、先輩芸人ら仲間とともに第一歩を踏み出した。 やす子にとって、当初の想定とは違ったランになった。本来は、1000人を超える市民ランナーも参加する予定だったが、台風10号の接近を受け中止に。また天候を鑑(かんが)み、この日はスタジアム内を周回する形になった。これまでのマラソン練習では酷暑を想定して対策をとってきたが、暑さよりも雨や風との闘いが強いられることになった。 それでも、やす子を駆り立てたのは「児童養護施設のために」という思いの強さゆえだ。今回「高校時代に児童養護施設にお世話になっていた」と生い立ちを公表し、史上初めて「目的別募金」の形でのチャリティーマラソンを発案。新たに「マラソン児童養護施設募金」を開設し、やす子が走る間にテレビ画面に映るQRコードから募金すると、通常の「24時間テレビ」の募金で使われる福祉支援や災害復興支援などとは別に、全額が全国の児童養護施設のために使われる。 「自分が児童養護施設でお世話になったとき、大人に気にかけていただいたことがすごくうれしかった。今度は自分が恩返しする番」と決意のやす子。1日午前6時36分の時点ですでに募金額は1億3600万円に到達している。
報知新聞社