【WEST.(ウエスト)解剖】メンバー詳細プロフィールからライブの魅力、人気曲まで。デビュー10周年の7人を徹底解説
高い歌唱力と情熱的なパフォーマンスに定評があり、さらにメンバー7人がそれぞれ映画やドラマ、舞台、バラエティー出演、さらに作詞作曲や楽器演奏を行うなどさまざまな分野で才能を発揮しているWEST.。4月23日にCDデビュー10周年を迎える彼らのこれまでの軌跡、詳細なメンバープロフィールや必聴楽曲を詳しく紹介する。 ■デビュー10周年!これまでの歩み WEST.(読み:ウエスト) ・結成日:2014年2月5日 ・デビュー:2014年4月23日 ・デビュー作品:1stシングル「ええじゃないか」 ・メンバー:重岡大毅 / 桐山照史 / 中間淳太 / 神山智洋 / 藤井流星 / 濱田崇裕 / 小瀧 望 大阪、兵庫出身の7人組アイドルグループ。2014年4月にシングル「ええじゃないか」をリリースしてCDデビューした。2015年には『第29回日本ゴールドディスク大賞』で『ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー』邦楽部門を受賞し、2016年12月に初の単独ドーム公演を京セラドーム大阪で開催。2022年夏には東名阪3会場を回る初のドームツアーを開催。また同年にTikTokアカウント、YouTubeチャンネルを開設した。同年5月には『OSAKA METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2022』で初めて野外ロックフェスに登場し、2023年8月には『SUMMER SONIC 2023』に出演して、熱いパフォーマンスで多くの音楽ファンを魅了した。 2023年10月18日にグループ名を“WEST.”へ変更することを、YouTubeチャンネルにて発表。“WEST”というグループ名は、ファンの熱い思いを受けてグループを象徴する“WEST”という言葉を残しつつ、ピリオドを追加することで“『僕たちはWEST.です』と言い切る”思いで命名した。またWESTという英字の中にローマ数字で7を意味する“VII”が入っていることで、7人のグループということを大事にしたいという思いも反映されている。 メンバーカラーはそれぞれ赤、オレンジ、黄色、緑、青、紫、ピンクで、7色を並べると、7人の絆を象徴するように虹色になる。メンバー全員が出演したNetflixの配信ドラマ『炎の転校生 REBORN』(2017年)でも、それぞれが演じたキャラクターのイメージカラーがメンバーカラーと一致していた。 ■個性豊か!メンバープロフィール 重岡大毅(読み:しげおかだいき) ・生年月日:1992年8月26日 ・血液型:A型 ・出身地:兵庫 ・メンバーカラー:赤 WEST.の“不動のセンター”といわれ、明るい笑顔がトレードマークのムードメーカー的な存在。ライブでは率先して観客を煽り、会場に一体感を生み出す。独学でピアノを学び、ライブでもその実力を披露。「間違っちゃいない。」「ムーンライト」など、数々のWEST.楽曲で作詞作曲を手がけている。好青年から陰のある役柄までを演じ切る実力で俳優としても活躍。ドラマ『ごめんね青春!』や映画『溺れるナイフ』などで存在感を示し、ドラマ『宇宙を駆けるよだか』では神山とW主演を務めた。ボクシングや総合格闘技にも親しみ、2022年の『炎の体育会TV』SPでは那須川天心とのボクシング対決に挑戦。クリーンヒットを当て、格闘家をもうならせた。 桐山照史(読み:きりやまあきと) ・生年月日:1989年8月31日 ・血液型:A型 ・出身地:大阪 ・メンバーカラー:オレンジ 小学1年生の頃にダンスを始め、13歳の頃に事務所入り。明るく人懐っこい性格で、物事を俯瞰で捉えるセンスに長けており、バラエティ番組でもMCを務めるほどのトーク力を持つ。俳優としては、2008年『ごくせん』第3シリーズに出演して注目を浴び、2015年にはNHK連続テレビ小説『あさが来た』に出演。同年末の『NHK紅白歌合戦』のステージに他のキャストとともに登場した。広い音域と抜群の歌唱力を持ち、難易度の高いフェイクや高音のパートを担当することも多い。2023年にはミュージカル『キャメロット』へ出演。グループきっての料理番長として知られ、DIYなども得意。沖縄を愛し、ダイビングライセンスも保有している。 中間淳太(読み:なかまじゅんた) ・生年月日:1987年10月21日 ・血液型:O型 ・出身地:兵庫 ・メンバーカラー:黄 WEST.の最年長メンバー。真面目な性格で、メンバーにいじられるツッコミ役。パフォーマンスでは長い手足を生かした上品でしなやかなダンスが魅力で、ソロ曲「TAMER」「Pinocchio」では作詞を担当した。台湾人の父を持ち、学生時代を台湾で過ごす。中国語と英語を操るトリリンガルで、クイズ番組などでも幅広い知識で活躍する博識家である。2016年から2023年まで、桐山とともに『ヒルナンデス!』にレギュラー出演していた。またミステリーを愛読する読書家で、彼が紹介した本は書店で売り切れになることも数知れず。大のディズニーファンとしても知られている。 神山智洋(読み:かみやまともひろ) ・生年月日:1993年7月1日 ・血液型:A型 ・出身地:兵庫 ・メンバーカラー:緑 5歳から始めたダンスの実力は確かなもので、グループの振付を担当することも。濱田とともにアクロバットを担当しており、ダンスパートでのメインやソロパートを担うことが多い。また数多くのWEST.の楽曲で作詞作曲を手がけており、自身が制作した楽曲では歌詞の意味を含んだ振付を取り入れるなど、豊かな表現でファンを引き込んでいる。歌唱力にも定評があり、透き通るような声が特徴的。面倒見のいい性格で家事が得意なため、グループの“おかん”的存在と言われる。ファッションセンスを活かして、コンサート衣装のデザインなどに携わることも。ドラマ『白暮のクロニクル』や舞台『幽霊はここにいる』など俳優としてさまざまな作品で主演を務め、マルチな才能を発揮している。 藤井流星(読み:ふじいりゅうせい) ・生年月日:1993年8月18日 ・血液型:B型 ・出身地:大阪 ・メンバーカラー:青 彫刻のように彫りが深いビジュアルが目を引く藤井だが、“グループ随一の天然キャラ”として知られ、“雑誌の取材中に水を含んだまま喋りだした”など多くの逸話を持つ。180cmの長身を誇り、小瀧とのコンビは“ツインタワー”と呼ばれている。2019年の『LIVE TOUR 2019 WESTV!』以降、グループのライブ演出を担当。歌唱面では甘い低音ボイスを生かし、グループの歌声に厚みを加えている。俳優としての活躍もめざましく、2015年放送のドラマ『ようこそ、わが家へ』に出演し、ドラマ『アゲイン!! 』『18歳、新妻、不倫します。』では主演を務めた。 濱田崇裕(読み:はまだたかひろ) ・生年月日:1988年12月19日 ・血液型:AB型 ・出身地:兵庫 ・メンバーカラー:紫 メンバーを温かく包み込むおっとりとした優しい性格で、メンバーから厚い信頼を寄せられる存在。グループきっての運動神経を持ち、2023年には『SASUKE』へも参戦。パフォーマンスではアクロバットを担当している。また高い歌唱力を持ち、『千鳥の鬼レンチャン』などの歌唱チャレンジ番組で幾度となくその実力が話題に。グループのパフォーマンスでは難易度の高いハモリパートを数多くこなしている。俳優としての躍進もめざましく、2021年にはドラマ『武士スタント逢坂くん!』で単独初主演を務めた。特技はマジックで、テレビ番組でも披露。釣りが趣味で、休日には頻繁に琵琶湖に向かいバス釣りを楽しんでいる。チャームポイントはなで肩。 小瀧望(読み:こたきのぞむ) ・生年月日:1996年7月30日 ・血液型:O型 ・出身地:大阪 ・メンバーカラー:ピンク メンバー全員から愛される末っ子。落ち着いた雰囲気を漂わせながら、胸の内には熱い情熱を秘めている。甘いマスクでファンを虜にしながらもお笑い好きで、トークで鋭く切り込んだり果敢にボケを繰り出したりすることもあり、そのギャップも愛されている。いっぽうでマイペースでいたずら好きな一面も。184cmの高身長を誇り、雑誌『FINEBOYS』では2016年から2022年までレギュラーモデルとして活動。現在は『NYLON JAPAN』に連載をもっている。幼稚園からサッカーに打ち込み、日本代表の林大地を輩出したサッカークラブに所属していた。演技力にも定評があり、2020年には主演舞台『エレファント・マン THE ELEPHANT MAN』にて第28回読売演劇大賞杉村春子賞を受賞した。 ■WEST.のここにハマる。 ◎惹きつけられるライブパフォーマンス 「アイドルでしょ?」「関西出身で、面白い曲をやっているグループだよね」という先入観を持ってWEST.のライブを観た人は、きっと誰もが驚くだろう。7人は全身全霊でステージに立ち、常にロックスターにも負けない熱いスピリットで観客を引き込んでいる。ロックフェスに出演した際は重岡を中心にシャウトを響かせ、激しくヘッドバンキングをして、観客を圧倒。7人の個性がそのままステージ上でまさに虹色のように輝くパフォーマンスは見どころ満載だ。また楽器演奏が得意なメンバーも多く、コンサートではギターからピアノ、サックスまで多彩な楽器を用いた生演奏も披露される。 ◎歌唱力と幅広い表現力 メンバーの歌唱力の高さには定評があり、ライブでは圧倒的な歌声を響かせて魅了。YouTubeのコンテンツで公開されているカラオケ企画でも、それぞれハモリパートなどをサラッと歌い上げて話題を集めていた。 また楽曲のジャンルも、ロックチューンからスローバラード、ハードなダンスナンバー、そして爆発的に場を盛り上げる関西弁の楽曲まで幅広いラインナップ。作詞作曲や振付創作を手がけるメンバーがいることもあって、7人はより直接的に魂を宿らせて楽曲を表現し、さらに年々表現力に磨きをかけて進化を続けている。ライブでは楽曲の世界観を繊細な表情の変化で表している点も注目したいポイントだ。 ◎溢れ出すメンバー愛 デビューから10年間、オリジナルメンバー7人で活動し続けてきたWEST.。グループ名改名の際に“7”という数字を重視していたことからもうかがえるように、強固な絆で結びついている。7人はライブ中もよくアイコンタクトを取り、ハーモニーを重ねるときには音楽を心から楽しむように微笑み合う。またバラエティコンテンツやYouTubeではメンバーの素のやりとりが見どころで、常にわちゃわちゃとにぎやか。ドライブ企画でも車中で常にキレのいいボケとツッコミが飛び交い、爆笑させられる。メンバーの年齢は最大9歳離れているが、お互いをリスペクトし合い、7人でいるときは“誰かしらがボケている”状態で、ケンカをすることもないそうだ。 ■『THE FIRST TAKE』での「ええじゃないか」 「ええじゃないか」は、2014年4月23日にリリースされた、記念すべきWEST.のデビュー曲。“浪速生まれの浪速育ちや”と関西出身の彼らのアイデンティティを示すようなディスコチューンで、ライブでも毎回盛り上がりを生む楽曲となっている。 『THE FIRST TAKE』初登場を喜ぶように、メンバーカラーの衣装をまとって現れた7人。いつも通りの底抜けに明るいムードで、「ニヤニヤすんな」「うれしいもんな!」と軽妙なやりとりを繰り広げる。イントロが流れる前、重岡はウォーミングアップをするように跳ね、緊張よりはワクワク感が優ったような余裕が7人の間に漂っている。 ホーンの音が華やかに鳴り響くと、ライブさながらにテンションを炸裂させるWEST.。Bメロでは桐山が美しいビブラートを響かせ、余裕たっぷりにカメラへ目線を送る。“まだまだいけるで!”まだまだやれるで!”という歌詞が、可能性を広げ続けてきた7人の現在地を表しているかのように響いた。さらに阿吽の呼吸で盛り上げる姿と弾けるような笑顔が10年間苦楽を共にしてきたグループの絆を感じさせ、底抜けに明るい楽曲にもかかわらず、思わず涙が流れそうになった。 7人のエンターテイナーとしての貫禄を感じられるパフォーマンスでありながら、それぞれの歌声の個性と安定した歌唱力を味わえる映像としても楽しめる。落ち込んだときにはこの動画を見れば、活力をもらえそうだ。 ■これがWEST.!聴くべき人気曲3選 「ハート」 2024年4月23日にリリースされる10th Anniversary Singleの表題曲。これまでもWEST.の熱さを引き出す楽曲を多数提供してきた柳沢亮太(SUPER BEAVER)と4度目のタッグとなる。疾走感あふれるビートに乗せて、力強く背中を押してくれるような7人の歌声が突き刺さる。注目したいのは、終盤で1人ずつ“ハート”という歌詞を歌うパート。MVではそれぞれの個性豊かな声と、思いが詰め込まれたような表情に胸を打たれることだろう。 「FATE」 同じく10th Anniversary Singleの収録曲。神山の主演ドラマ『白暮のクロニクル』の主題歌となっているだけに、イントロも神山の心情を表すようなソロダンスで始まる。WEST.の武器である強い歌声はこの楽曲でも存分に生かされているが、こちらはダークなテイスト。全身を使って叫ぶようなダンスと、神山と藤井による迫力たっぷりのラップパートも必見だ。MVではメンバーが演技力の高さを発揮しており、鬼気迫る重岡の不適な笑顔には思わず鳥肌が立った。 「ムーンライト」 2022年8月にリリースされた16thシングル『サムシング・ニュー』の収録曲で、重岡が作詞作曲を担当。重岡の書くメロディは彼の人柄のように温もりに満ちており、それをほかでもないメンバー7人が歌うことで、リスナーを温かく包み込む。YouTubeでは『OSAKA METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2022』出演時のライブ映像が公開されており、奥の観客までハンドクラップで盛り上がる、一体感にあふれた様子が収められている。 ■躍進し続けるWEST.の最新情報をチェック! 2024年6月までライブツアー『WEST. 10th Anniversary LIVE TOUR AWARD』を開催し、10周年の喜びを全国のファンと分かち合っているWEST.。10h Anniversary Single『ハート/ FATE』でもさらなる進化を提示している彼らの最新情報をTHE FIRST TIMESでは随時発信しているので、欠かさずチェックしてほしい。 TEXT BY 岸野恵加
THE FIRST TIMES編集部
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