“前代未聞のトラブル”で混乱 走行中の東北新幹線で“連結”外れる 専門家「電気系統に異常か」
午前7時半すぎ、岩手県の盛岡駅で連結した「はやぶさ」と「こまち」。東京方面に向かって走り始めますが、8時7分頃、仙台駅より手前となる宮城県の古川駅から南に6キロほど進んだ場所で、連結が外れる事態に。線路上で停車しました。 鉄道の専門家が指摘したのは… 鉄道ジャーナリスト 梅原淳氏 「電気のスイッチで(連結を)切り離すんですけど、それが走行中に作動してしまって、ロック解除されて連結器が外れた」
電気によって連結を操作しているという東北新幹線。ただ、今回は走行中に、その電気系統にトラブルが発生。ロックが解除されたことで、分離してしまった可能性があるということです。 鉄道ジャーナリスト 梅原淳氏 「(分離した新幹線同士が)追突していた可能性もあるので、連結器が外れるっていうのは重大」 ◇ JR東日本は、当時の運転士の行動として「いきなり自動でブレーキがかかり、何かあったということで非常ブレーキをかけた」と説明。その後、運転士がモニターをみたところ、分離していることに気づいたといいます。 詳細な原因はわかっておらず、連結して運転をする96編成全てを、目視で検査するということです。