阪神大賞典で重賞初制覇を目指すサヴォーナ(昨年4月撮影、ユーザー提供：DKさん)

　土曜の中山は芝が良、ダートが稍重→良だった。芝は水準レベルの時計。先週に比べると内を回した馬が頑張っていたが、脚質は問わない。ダートは先週までと一転、枠順の有利不利がない。ペース次第では中団以降からでも届いている。 【写真】サヴォーナこれまでの軌跡 　続いて阪神。土曜は芝ダートともに良だった。日曜は昼過ぎに少し雨が降るようだが、馬場への大きな影響はないか。芝の時計は水準レベル。内回りは内枠から前々で運んだ馬が好走しやすい。一方、外回りはペース次第で待機組も間に合う。依然として大型馬とキズナ産駒の活躍が目に付く。加えて土曜はキングカメハメハ系も好調だった。ダートはペース次第で差しもOK。シニスターミニスター産駒とマジェスティックウォリアー産駒、ホッコータルマエ産駒は要チェック。 　最後に中京。こちらも土曜は芝ダートともに良だった。芝は高速決着。ファルコンSではダノンマッキンリーの外差しが決まったが、これは例外。逃げ先行馬が有利で、差し馬もロスなく運んだ方がいい。ダンジグの血を持つ馬が頑張っている。ダートは中京らしく先行ベターで、直線勝負では厳しい。 【注目馬】 中山11R・コスモブッドレア…土曜を見る限り、中山芝は内有利。ここは単騎で行けそうなメンバー構成なので、複勝圏に粘り込みがあっていい。 阪神11R・サヴォーナ…阪神芝で好調なキズナ産駒。立ち回りがうまく、ペースに左右されないタイプでもあり、軸としての信頼度は高い。 中京11R・テーオーリカード…驚くほど逃げ先行馬が少ない一戦。番手が同馬主のテーオードレフォンなら、かなり楽に行けそう。距離短縮もプラスなので、押し切りを期待したい。