舞台『そのいのち』 初日開幕 佐藤二朗、宮沢りえらコメント到着&舞台写真公開
11月9日東京・世田谷パブリックシアターにて舞台『そのいのち』が開幕。舞台写真とキャストコメントが到着した。 【全ての画像】『そのいのち』舞台写真ほか(全8枚) 本作は、佐藤二朗がミュージシャンの中村佳穂の楽曲「そのいのち」にインスパイアされ執筆した新作戯曲。介護ヘルパーとして働く山田里見(宮沢りえ)と、彼女の雇い主で障がいを持った相馬花とその夫・和清(佐藤二朗)は穏やかな日々を過ごしていたが、あることをきっかけにその穏やかな関係が徐々に狂い始めていく。「持つ者」と「持たざる者」の間にある埋めようのない「溝」が描かれる。演出は堤泰之が務める。 <キャスト・スタッフ コメント> ■堤泰之(演出) 宮沢りえと佐藤二朗の演技は、言わずもがな濃密で複雑です。上甲にかと佳山明は、障がいのある女性をとことんリアルに演じます。 本間剛と今藤洋子は、作品に軽やかさを与えてくれます。負けじと子役たちも必死で喰らいついています。そして生きたウサギはマイペースでエサを食べるのです。 役者、スタッフ、介護士の方々、子役たちの親御さん、いきものがかり等々、とにかく総力戦です。近年稀にみる総力戦であります。 ■宮沢りえ 『いのち』とは何か、 『愛』とは何か、 稽古中向き合い続けました。 はっきりとした輪郭を帯びない、とてつもなく大きなものを出来るだけ掴みたい。 誠実に、心の密度を大切に、本番に挑みたいと思います。 ■佐藤二朗 筋ジストロフィーと共生する上甲にか。脳性麻痺の後遺症を抱える佳山明。このふたりの女優と共に歩めたことは、座組全員の誇りです。 ふたりの女優が成し遂げんとすることの向こう側に、ふたりの女優が開けんとする未踏の扉の向こう側に、目映い光が射すことを、心から願う。 ■佳山明 たくさんお世話になり、そしてご迷惑をおかけしてしまったスタッフの方々、俳優の皆様とともに公演初日を迎えることが出来まして、大変ありがたく光栄に思います。 観てくださるお客様と一緒に物語の世界を旅しながら、ほんのわずかでも灯りとなりますよう精進してまいります。よろしくお願いいたします。 ■上甲にか 本日、初日を迎えられたことを奇跡のように感じています。舞台『そのいのち』に関わる全ての方々に御礼申し上げます。 この座組は、生きている人の力を本気で信じています。私は、相馬花として全力で生き抜きます。 舞台『そのいのち』、どうぞお願いいたします。 <公演情報> 舞台『そのいのち』 脚本:佐藤二朗 演出:堤泰之 出演:宮沢りえ、佳山明/上甲にか(Wキャスト)、鈴木楽/工藤凌士(Wキャスト)、福田学人/徐斌(Wキャスト)、日高響/尾形蓮音(Wキャスト)、今藤洋子、本間剛、佐藤二朗 【東京公演】 日程:2024年11月9日(土)~17日(日) 会場:世田谷パブリックシアター 【兵庫公演】 日程:2024年11月22日(金) ~24日(日) 会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール 【宮城公演】 日程:2024年11月28日(木) 会場:東京エレクトロンホール宮城