原辰徳総監督、高橋由伸先生らが熱血指導「ファンケル キッズベースボール2024in神奈川県横浜市」
子供たちの健やかな心身の育成と社会貢献を目的にした野球教室「ファンケル キッズベースボール(FKB) 2024in神奈川県横浜市」が2日、横浜スタジアムで行われた。同所では3年連続5度目の開催。神奈川県内の小学生軟式野球チームに所属する38チームの5、6年生352人の少年少女が参加した。 講師を務めたのは、横浜開催初参加となった”FKB総監督”の前巨人監督・原辰徳さんと元監督の高橋由伸さん、”平成の大エース”斎藤雅樹さんの巨人OB。ベストナイン捕手の元広島・西山秀二さん、ヤクルトで新人王に輝いた俊足堅守の笘篠賢治さん、元大洋(現DeNA)投手の久保文雄さん、横浜(現DeNA)、ソフトバンクで安打を量産した内川聖一さん、ヤクルト、メッツなど日米で通算906試合に登板した五十嵐亮太さんの計8人が指導にあたった。 雨のため途中から室内に移動し、投手はブルペンで斎藤さん、五十嵐さんからレッスンを受けた。五十嵐さんが捕手役の斎藤さんにデモンストレーションとして剛球を披露すると、子供たちは大歓声。野手も捕手と内外野手に分かれて西山さん、笘篠さんらから構え方、ボールの捕り方などを教わった。 打撃指導では高橋さんが「タイミングの取り方」、原さんが「レベルスイング」の重要さを伝え、志願者が斎藤さんらのシャドーピッチングに合わせて全員の前で素振りを行った。 現役時代の背番号8のユニホームを着た原さんは「年取った分、少しでも若い気持ちで臨もうかな、と」と笑顔。「きょうは広い球場でやれなかったけれども、かえって小さな室内で集中して教えられたし、ひとりひとり勉強になったと思います。自分の夢、大きな目標に向かって頑張ってもらいたい」と選手にエールを送った。 「キッズの笑顔が世界の元気」をスローガンにした「FKB」は2010年から国内各所で行われ、今回が54回目。使用しなくなった用具を回収し、JICA(国際協力機構)などを通じて用具不足の国や地域に贈る活動も実施され、この日は73点が集まった。
報知新聞社