奄美地方梅雨入り 平年比9日遅く 去年比3日遅い発表 鹿児島
鹿児島放送
鹿児島地方気象台は21日、奄美地方が梅雨入りしたと見られると発表しました。 21日は2024年の夏の予報も発表されました。 梅雨時期の雨の量も、夏の暑さも、例年以上に警戒が必要となりそうです。 21日の奄美地方は前線の北上に伴い、朝から曇りや雨とぐずついた天気となりました。 この先も、前線や湿った空気の影響で雨の日が続くとみられることから鹿児島地方気象台は21日、奄美地方の梅雨入りを発表しました。 平年より9日遅く去年より3日遅い梅雨入りの発表です。 奄美地方の梅雨入りが5月下旬となったのは2018年以来、6年ぶりの遅さです。 奄美地方の平年の梅雨明けは6月29日ごろでウェザーニューズによりますと梅雨明けは平年並みの予想で、今年の梅雨の期間は平年より短くなる見込みです。 気になるのは雨の量です。 梅雨の期間は短いものの、21日気象台から発表された最新の三か月予報によりますとこの先の「降水量」は奄美地方の梅雨時期の6月は、平年並みか多め、九州南部の梅雨時期にあたる6月から7月にかけても平年並みか、多めとなる予想です。 平年より短い期間に集中して、平年並みか多めの雨が降ると考えると、例年以上に大雨や災害への備えを早めにしておきたいですね。 また2024年の夏の平均気温は地球温暖化や、2023年の春から続くエルニーニョ現象などの影響もあり、6月から8月にかけて平年以上に気温が高くなる見込みです。 2023年の夏のように、記録的な暑さになる恐れもあることからこれからの梅雨時期の大雨と合わせて夏の暑さにも警戒が必要です。