移転まで1年 建設中の「豊洲市場」を報道陣に公開
THE PAGE
老朽化や手狭になった「築地市場」を閉鎖し、新たに移転する「豊洲市場」の開業日は来年11月7日に予定されている。1年後に迫った移転に先立ち、東京都は29日、建設中の豊洲市場を報道陣に公開した。
衛生管理を重視した「閉鎖型」
豊洲市場は江東区豊洲6丁目に立地し、延べ床面積は全体で約51万平方メートルと、築地の約1.7倍の広さを誇る。市場の本体工事は来年3月までに完了する予定で、その後に内装工事などを進める。 築地市場と違って「閉鎖型」施設となるのが特徴で、食品を気温や風雨から守り、衛生管理を強化する構造になるという。また、太陽光発電をはじめとする自然エネルギーを活用するほか、屋上緑化も取り入れるなど環境に配慮した設計がなされている。
緑化された屋上部や物販エリアとなる観光施設など、一部は市民にも開放されるが業者スペースへの一般立ち入りは制限されることになっている。 最寄駅は東京臨海新交通臨海線(ゆりかもめ)の「市場駅」。