今のままでいいの? 仕事や人生の意義を見失ったときに自問したい「2つの質問」
不況や戦争など、私たちを取り巻くさまざまな社会課題。そのような困難な状況に直面すると「これからの人生で自分は何がしたいのか」を見つめ直さざるをえないこともあるでしょう。 職を失い、もっと楽しく働ける仕事を見つける機会にしたい人。もしくは、ずっと忙しく働いており、本当にこんな働き方で生計を立てながら生きていきたいのかと自問する人もいるかもしれません。 仕事を探すときに「自分のやりたいことを追求する」のが、必ずしも可能ではありませんし、常に望ましいわけでもないのです。 しかし、自分にとって意味や目的が何であるかを見極めることは有益といえます。 その結果、必ずしもキャリアに関連した啓示がえられるとは限りませんが、(仕事を含め)人生のさまざまな部分に意味と目的をもたらすにはどうすればよいかを考える助けになるでしょう。 今回は、自分の人生の原動力を特定するために自問すべき2つの質問をご紹介します。
「2つの質問」で人生の意義や目的を見つける
この質問は、コミュニティビルダーでTEDのスピーカーであり、『Heart Talk The Journal: 52 Weeks of Self-Love, Self-Care, and Self-Discovery』などの著者でもあるCleo Wade氏が、TEDの「How to Be a Better Human(より良い人間になる方法)」シリーズの投稿にあったもの。 自分を「小さく」まとめない まず、Wade氏はさまざまなプレッシャーがあるとしても、自分の人生に意義を与える「情熱」を1つに特定しなければならないと感じなくていいと指摘します。 Wade氏曰く、「誰もがたくさんの才能や興味、アイデアに溢れた多層的な存在」だからです。それなのに、なぜ私たちは自分を制限しようとするのでしょう? 次に、Wade氏は私たちの情熱は人生を通じて移り変わる可能性があり(そしてその変化はごく自然なこと)、1つの情熱に時間とエネルギーを集中させようとすると、不真面目でストレスを感じることになると説明しています。 その代わりに、Wade氏は次の2つの質問を自問することからはじめて、すべての行動に情熱と目的をもたらすことを提案しました。 ●質問1:自分自身と周囲の人々との関係に、目的と情熱をもたらすために、私はどんな「優しさ」「気遣い」「喜び」「忍耐」の力を活用すべきか? ●質問2:自分の人生における仕事やタスク(とりわけ楽しさを感じない役割のものであっても)に意味をもたらすために、私はどの程度の寛容さと好奇心を持つべきか? 人生にどのようにアプローチしたいのか自分なりの答えが見えてきたら、それを職場や家庭、人付き合いの場で実践してみましょう。 ──2023年1月3日の記事を再編集のうえ、再掲しています。 訳:的野裕子/Source: TED(1, 2, 3, 4), Amazon.co.jp
ライフハッカー・ジャパン編集部