阿部監督の“お墨付き”…?巨人、評価が急上昇している選手(5)1軍の新たな“先発ローテ”に
2024年シーズンも100試合以上を消化しているプロ野球。4年ぶりのリーグ優勝を目指す読売ジャイアンツでは、坂本勇人や門脇誠など、主力選手の不調も目立っている。しかしながら、その穴を埋めるように、新戦力などの躍動も光っている。そこで今回は、今シーズンに評価を急上昇させている巨人の選手を取り上げる。
井上温大
・投打:左投左打 ・身長/体重:175cm/78kg ・生年月日:2001年5月13日 ・経歴:前橋商 ・ドラフト:2019年ドラフト4位 昨季はファームで圧巻の成績を収めた井上温大。今季は、一軍で先発ローテーションに定着しつつある。 前橋商から2019年ドラフト4位で読売ジャイアンツに入団したが、高卒2年目のオフに左肘を手術し、育成契約を経験。それでも、翌2022年7月に支配下復帰すると、同年には一軍デビューを飾った。 昨季は一軍で4試合に登板し、0勝1敗、防御率10.95と振るわず。一方、ファームでは11試合の登板で7勝0敗、防御率0.75の好成績を残し、最多奪三振(84個)のタイトルを手にした。 今季も序盤は打ち込まれる場面が目立ったが、5月30日のソフトバンク戦でリリーフ登板すると、4イニングで1人のランナーも許さないパーフェクトピッチングを披露。 6月からは先発を任され、同6日のロッテ戦では7回途中3失点で勝利投手に。7月3日の中日戦では8回無失点の好投を見せ、地元・前橋での登板を白星で飾った。 その後も先発ローテーションの座を守り、ここまで18試合登板で5勝4敗、防御率3.24と飛躍を予感させる数字をマークしている。 チームの先発陣を見ると、サウスポーが若干手薄な印象。このまま井上がブレイクとなると、チームに欠かせない戦力になるのは間違いない。
ベースボールチャンネル編集部