ブアカーオが木村ミノルにKO勝ちし「私はまだ強い」とアピール。木村は「悔しい。やり返したい」【RIZIN】
元K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者の木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/Battle-Box)が「RIZIN LANDMARK 9 in KOBE」(3月23日、兵庫・神戸ワールド記念ホール)で昨年6月の「RIZIN.43」以来のRIZIN参戦を果たした。 木村はその6月大会でロクク・ダリと対戦し、1R1分8秒で豪快なKO勝ちを収めたものの、試合前に行っていたドーピング検査で陽性判定が出たことから試合はノーコンテストとなっていた。 木村はこの日、K-1 WORLD MAX世界トーナメントを2004年と2006年に制したブアカーオ・バンチャメーク(タイ/バンチャメーク)と対戦。ブアカーオは昨年5月の「RIZIN.42」でRIZIN初参戦を果たし、安保瑠輝也とドローに終わっている。
1R、ともにオーソドックスの構え。木村が重い左フック。ブアカーオが右ストレート。木村が左右のフックを連打。ブアカーオはケージを背にガードを固めてしのぐ。ブアカーオは前蹴り、左インロー。木村は左フック、左ボディー。ブアカーオはヒザをボディーに連発。木村がしのいで左フックを連打。ブアカーオは効いてないとの素振り。ブアカーオは右ローを連打。木村は左フック。 2R、木村は左ジャブ。ブアカーオはロー、インロー、前蹴り。木村はアッパー、ワンツー。ブアカーオは前蹴りで木村をケージに詰めるとボディーにヒザを連打。木村がガードを下げると、空いた顔面にヒザを突き上げるブアカーオ。この一撃で一瞬、木村の腰が落ちる。しのいで押し返す木村。しかしブアカーオが圧をかけてケージに詰めるとワンツーの右ストレートを打ち抜く。これで木村がダウン。そのまま立ち上がれず、ブアカーオのKO勝ちとなった。 試合後のマイクでブアカーオは「今日は皆さんの記憶の残る試合ができたと思います。私はまだ強いです」とアピール。