「事務所の圧力?」桜庭ななみが独立&改名で勘繰る声、“芸名使用禁止=圧力”事情
11月12日、桜庭ななみが芸能事務所を契約満了で退所。独立するにあたり、今後は本名の「宮内ひとみ」で活動すると発表した。 【貴重写真】事務所の元先輩・桐谷美玲と夫と愛犬の散歩姿 《17年間『桜庭ななみ』として活動して参りましたが、これからは新たな挑戦として心機一転、本名の『宮内ひとみ』として活動していきます》
「退所するなら芸名は使わないとの契約なのか」
すでに実績のある芸名から本名に戻すことに対してSNSでは、 《芸名を使わないで本名でいくのは本人の意思なのか、退所するなら芸名は使わないとの契約なのか》 《事務所に今の芸名は使わないように言われたのかな?》 《事務所の圧力で芸名使用禁止になったのか?》 と、前事務所との契約で芸名使用の継続が不可能だったのでは? と勘繰る人も。しかし、芸能プロ関係者は、「令和の芸能界では考えにくい」と否定する。 「確かに平成までは契約書に“事務所移籍や独立する際は芸名を変える”といった項目のある事務所が多く、変更するのが常識でした。しかし、元SMAPメンバーに対して旧ジャニーズ事務所がテレビに出演させないように圧力をかけた疑いが浮上。 公正取引委員会から独占禁止法違反につながる恐れがあるとして注意を受けたことで、芸名の使用も含めて事務所側が圧力をかけられなくなりました。そんな事情もあり、今どき名の知れた事務所で露骨な圧力をかけるところはないでしょう」 実際、桜庭が所属していた事務所の先輩である黒木メイサや桐谷美玲、南沢奈央らは芸名を変更せずに活動を続けている。 桜庭が芸名から本名に戻した理由を、アイドル誌編集者はこう分析する。 「所属していた事務所はスタッフが全国に飛び、その地域の逸材を口説き落として所属させる独特なスカウト方法が有名でした。お金と時間をかけて育成することもあり、個人情報の流出対策に敏感で出身地も都道府県までしか明かさなかったり、所属タレント全員に芸名をつけていました。 芸名にしたのは本人の意思ではないので、桜庭さんは俳優業を続けていく上で自分の名前で勝負したいと考えるようになったのかもしれませんね」 井浦新はかつてARATA名義で活動していたものの、2012年6月に公開された映画『11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち』で三島役を演じる際に、「三島さんを演じた役者の名前が、アルファベット表記でエンドロールに出ることは好ましくない」と考え、本名に戻している。 ミムラで活動していた美村里江も、2018年のNHK大河ドラマ『西郷どん』に出演するに際して「日本の国の歴史を描くテレビドラマにカタカナで出ることに違和感を持った」などを理由に現在の芸名に変更している。 「ドラマ『マイダイアリー』に出演中の吉川愛さんは、子役時代は本名である吉田里琴名義で活動していました。しかし一度芸能界から引退。 復帰する際に現在の芸名になりました。芸名を変更したことで子役イメージの印象を払拭することができたのも、ブレイクの一因だと言われています。最近の芸名変更は前向きな理由やプラスに働くことが多いので、桜庭さんも改名して、さらなる活躍が期待できると思います」(前出・アイドル誌編集者) 芸名変更=圧力で使用できないは、平成で終わったようだ。