上海にレクサスEV工場建設へ 単独出資で中国側と調整 トヨタ
【北京時事】トヨタ自動車が中国・上海市に高級車ブランド「レクサス」の電気自動車(EV)工場を建設する方向で同市政府などと調整していることが24日、分かった。 中国で普及が進むEVを生産する単独出資の工場とすることで中国側と交渉している。 中国では自動車生産に関する外資規制の緩和を背景に、米EV大手テスラが上海に外資として初の100%出資の工場を建設した。トヨタは現在、中国で販売するレクサス車を日本から輸入している。新工場で生産した車両は原則的に中国国内向けに販売する計画だ。 関係者によると、早ければ2027年ごろの稼働を目指す方針。ただ、中国側とは条件面を巡る相違点があり、交渉はなお続いているもようだ。